平成18年12月22日
 
独立行政法人日本原子力研究開発機構の新理事長就任にあたって
(談話)

 
独立行政法人 日本原子力研究開発機構
副理事長 岡ア俊雄
 
 このたび、来年1月1日付けをもって、日本原子力研究開発機構の第2代理事長に就任することとなりました。
 平成17年10月に日本原子力研究所と核燃料サイクル開発機構を統合して発足した日本原子力研究開発機構は、国民の皆様の期待に応えるべく、原子力に関する研究開発の国際的中核拠点を目指して、事業の推進体制を整備してまいりました。
 発足以来これまで、旧両法人の融合に多大の意を払いつつ、経営基盤の確立にご尽力されてきた初代理事長には、深甚なる感謝を申し上げます。
 もんじゅの運転再開を始めとする国家基幹技術である高速増殖炉サイクル実用化研究開発、国際共同開発で進めるITER計画、世界最先端の量子ビームテクノロジーを結集するJ-PARC計画、原子力発電を進める上で必須の高レベル放射性廃棄物処分技術研究開発など、課せられたミッションと責任の重大さを痛感しています。安全を最優先に、地元の信頼を得ながら、期待される成果を生み出せるよう全力を傾注する所存です。
 更に、これらの研究開発を確実に遂行していくためにも、自らの原子力施設の廃止措置及び放射性廃棄物の処理処分にも着実に取り組んでいきます。
 我が国における唯一の総合的な原子力研究開発機関である当機構に、国内外を問わず寄せられている期待に応えるべく、第2代理事長として、初代理事長の経営方針を引き継ぎ、更なる展開に向け気を引き締めて経営に取り組んでまいります。
 引き続き皆様のご指導とご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
 
以 上

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