平成18年11月10日 独立行政法人 日本原子力研究開発機構 |
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高温工学試験研究炉(HTTR)の今後の運転について |
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大洗研究開発センターの高温工学試験研究炉(HTTR)は、原子炉格納容器内の圧力が10月30日より徐々に上昇した原因を調査するため、11月1日に予防保全の観点から原子炉を停止しました。 その後、詳細な原因調査を行った結果、原子炉格納容器内の圧力上昇は、放射線管理設備の作業環境モニタリング設備のうち、原子炉格納容器内の空気中の放射性物質濃度を測定する室内ダストモニタのフィルタカセット部から、室内ダストモニタを設置している室内の空気が流入したことによるもので、空気が流入した原因は、フィルタカセットの組立て不良による装着不良と推定しています。また、フィルタカセットの組立て不良を模擬した試験によっても、原子炉格納容器内の圧力上昇およびその時間変化が再現されました。 再発防止対策として、フィルタカセットを使用する自動ろ紙交換タイプのダストモニタの使用にあたって、次の対策を取りました。
また、文部科学省の指導も踏まえ、フィルタカセットの組立て及び装着不良を防止するための対策については、同形式のフィルタカセットが使用されている部位及び同様の不良が起こり得る部位がないか点検し、同様の対策を講じます。 今後は、施設定期検査の一環として、11月14日に原子炉の運転を再開する予定です。 添付資料 作業環境モニタリング設備(放射線管理設備)系統図 室内ダストモニタの外観写真 フィルタカセットの組立て不良を模擬した試験結果 |
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以 上 |
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