平成18年10月23日
独立行政法人 日本原子力研究開発機構
 
『光医療産業バレー』けいはんな国際フォーラムを開催(お知らせ)
−革新的超小型のレーザー駆動粒子線がん治療器の開発を通じて『光医療産業バレー』の構築を−

 
 独立行政法人日本原子力研究開発機構【理事長 殿塚猷一】の関西光科学研究所(京都府木津町)は、けいはんな新産業創出・交流センター及びビーム物理研究会と共同で、11月14日(火)、15日(水)にけいはんなプラザ(京都府精華町)において、今、注目を集めている粒子線がん治療に関して、『光医療産業バレー』けいはんな国際フォーラム「がん・生活習慣病対策の最前線〜『世界の粒子線がん治療の最新動向と革新への期待』を中心として〜」と題する国際フォーラムを開催します。

 今、日本の医療課題の中心に取り上げられているがん・生活習慣病の対策についての市民向け講座や、海外から粒子線がん治療などの医療、研究に携わる最高の講師陣を招いての講座を開催し、海外の医療と日本の医療の違いや、これからの「人にやさしい」粒子線医療についてより多くの方に知っていただきたいと考えております。

 『光医療産業バレー』とは、関西光科学研究所が培ってきたレーザーを使った粒子線発生技術を医療に応用し、レーザー駆動の革新的超小型の粒子線がん治療器を産官学連携で開発するとともに、最先端のレーザー技術と最先端の医療技術の融合により、革新的な医療に関する診断機器、治療機器などの研究開発を推進する研究所、企業等が集積する一大光医療産業バレーを創出しようとする構想です。

 本フォーラムは、関西光科学研究所が提案し、平成18年度科学技術振興調整費の「先端融合領域イノベーション創出拠点の形成」プログラムのフィージビリティスタディとして採択された「『光医療産業バレー』拠点創出」の活動の一環として開催するものです。

 また、関西光科学研究所は、平成17年度から関西文化学術研究都市とその周辺にある研究機関等(京都府、関西光科学研究所、けいはんな新産業創出・交流センター、京都大学、同志社大学など)と連携して「光医療産業バレー勉強会」を毎月1回開催しており、本フォーラムの開催を契機に、最先端のレーザー技術及び最先端の医療技術の紹介を行うとともに、粒子線がん治療のさらなる啓蒙を図り、「光医療産業バレー」の実現に向けた活動を続けていきます。


 ・補足説明
以 上

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