(別添1)
 
日本原子力研究開発機構における廃止措置計画書の認可の申請について
 
 1. はじめに
 日本原子力研究開発機構は、改正前の「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」に基づき、試験研究用原子炉(JRR-2)、高温ガス炉臨界実験装置(VHTRC)及び重水臨界実験装置(DCA)について、解体届を文部科学省に提出し、施設の解体に着手しておりましたが、原子炉等規制法の改正に伴い、「廃止措置計画の認可申請」を文部科学大臣宛に提出いたしました。
 
 2. 廃止措置計画認可申請施設の概要
(1) 試験研究用原子炉(JRR-2)
 JRR-2は、平成8年に原子炉の運転を停止した後、平成9年5月に解体届を提出し、平成9年8月から廃止措置に着手している施設です。原子炉本体、原子炉建屋及びそれらの維持管理に必要となる施設・設備を除き解体は終了しています。今後は、放射性廃棄物処理場等原子力科学研究所の共通施設を除く、原子炉建屋、燃料貯蔵庫等を解体していきます。
(2) 高温ガス炉臨界実験装置(VHTRC)
 VHTRCは、平成11年1月に研究使命を終え、平成12年3月に解体届を提出し、廃止措置に着手している施設です。平成12年度までに原子炉の機能停止に係る措置及び原子炉本体等の解体撤去を終了しています。今後は、放射性廃棄物処理場等原子力科学研究所の共通施設を除く、炉室、燃料貯蔵室等を解体していきます。
(3) 重水臨界実験装置(DCA)
 DCAは、平成13年9月に運転を終了し、平成14年1月に解体届を提出し、廃止措置に着手している施設です。原子炉の機能停止に係る措置や重水の搬出等を終了しています。今後は、原子炉施設等のうち、原子炉建屋、重水倉庫等を解体していきます。
以 上

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