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島田 梢

島田 梢

島田 梢

福島復興に向けて着実に成果を積み重ねる。
専門外でも刺激を受けながら活躍できる環境。

福島研究開発部門
福島研究基盤創生センター
楢葉遠隔技術開発センター
利用技術開発部
ホット試験技術開発室
(兼務)福島研究開発部門
福島研究基盤創生センター
大熊分析・研究センター
運転管理準備室

平成27年度採用
工学研究科 環境システム工学専攻

平成28年度取材

現在のお仕事について教えてください。

私は福島研究基盤創生センターで福島第一原子力発電所(1F)の廃止措置に向けた研究開発に取り組んでいます。センター内には「楢葉遠隔技術開発センター」と「大熊分析・研究センター」の2つのセンターがあります。前者では、1Fの廃止措置に必要な遠隔操作機器(ロボットなど)の開発・実証試験、後者では、1Fのがれき類や燃料デブリの分析・研究を行います。私は主に、光硬化型樹脂を用いて配管等からの水の漏えいを止めるための技術開発を担当しています。多様な状況が起こりうる廃止措置においては、止水材料の種類を選択肢として多く保有しておくことが重要です。光硬化型樹脂を止水へ適応した例はなく、初めてのことばかりですが、様々な分野の方々にご教示をいただきながら、技術開発を行っています。もう一つの業務では、放射性廃棄物の放射能分析法の省力化に関する技術開発に携わっています。

機構の役割とここで働くことの魅力について教えてください。

島田 梢

福島復興のために、原子力における総合的研究機関として、高い技術力と幅広い専門性を持つ当機構は重要な役割を果たすことが求められています。私の業務はまだ始まったばかりですが、復興に不可欠な1Fの廃止措置に貢献したいという思いで、日々の業務に励んでいます。長期に亘る研究ですが、自分なりに短期的な目標を設定、着実に成果を挙げて、最終的には福島の復興のために貢献できる技術を確立していきたいと思います。また、学会や国際会議で発表を行い、さまざまな専門家と交流する機会があるのも、良い刺激になっています。入構1年目から、1Fの廃止措置に直接的につながる仕事が与えられているので、やりがいは非常に大きいです。

志望動機を教えてください。

島田 梢

学生時代の専攻は生物で、原子力とは全く関係がありませんでした。原子力機構についても名前を知っている程度でしたが、研究室の先輩が勤めていることから原子力機構に興味を持ちました。そのうちに廃止措置のための施設の整備や技術開発が行われることを知り、ここで自分も貢献したいという気持ちを持つようになりました。なかでも、研究室で分析を行った経験があり、分析技術の幅を広げたいと思っていたので、放射性廃棄物の分析には特に関心がありました。原子力について専門外であることが心のなかで引っかかっていましたが、大学説明会で、原子力機構では幅広い分野の職員が活躍していると聞き、安心して入構を志望しました。

自分の未来、目標は?

島田 梢

昔からずっと人のお役に立ちたい、社会に貢献したいという思いがあります。今の研究も、必要としている人がいることを感じ、日々精進しています。廃止措置に向けては、まだまだ未知数なことが多く、試行錯誤が続きます。多くの人々が力を合わせることが求められているなか、業務を通して確実に役割を果たし、最終的に1Fの廃止措置そして社会に貢献することが、私の夢です。その夢に向けて、今は少しでも多くの知識、技術を吸収するように努めています。原子力機構には、原子力だけでなく、機械、電気、化学、生物、建築など多様なバックグラウンドを持つ職員が在籍しているので、自分の専門以外の分野を学ぶ機会も多くあります。積極的に意見を聞き、自分の成長につなげるように心がけています。

OFFの過ごし方は?

休日は、その日の気分でやりたいことをやるようにしています。最近は掃除をしてから、温泉に入りに行くことがパターン化しています。入構を機に初めていわきに来ましたが、いわき市内に「いわき湯本温泉」という有名な温泉があることを知りました。硫黄泉で匂いはありますが、温泉に入りながらリフレッシュしています。また、録画したドラマを見続けていたら休日が終わってしまったという残念なこともあります。

学生へのメッセージをお願いします。

島田 梢

仕事は始めてから知ることや覚えることがたくさんあります。私自身、専攻は化学と生物だったので、原子力では一から学ぶことも多いです。しかし、学生時代に培った物事の考え方は仕事をする上で大変役に立っています。課題に粘り強く取り組める人、未知の世界にも好奇心を持って果敢に飛び込んでいける人であれば、原子力機構は大きな手応えが得られる環境だと思います。また、学生の時、先輩に「社会人になったら時間がないから、今のうちにやりたいことをやった方がよい」と言われ、今はそれを実感しています。学生生活はあっという間なので、後悔しないよう楽しんでください。その経験は後に必ず生きてきます。

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