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国際シンポジウム「放射性廃棄物低減に向けた現状と将来の展望 ~ゼロリリースを目指して~」

会議の名称

国際シンポジウム「放射性廃棄物低減に向けた現状と将来の展望 ~ゼロリリースを目指して~」 (International Symposium on Present Status and Future Perspective for Reducing Radioactive Wastes ~ Aiming for Zero-Release ~)

開催の目的及び経緯

 我が国は、高レベル放射性廃棄物の減容化・有害度低減や、資源の有効利用等に資する核燃料サイクルに取り組み、再処理やプルサーマル等を推進しております。本年4月に閣議決定されたエネルギー基本計画においては、原子力は、安全性の確保を大前提に、ベースロード電源として位置付けられ、我が国において重要な役割を担うとしております。一方、原子力利用に伴い発生する使用済燃料の問題は、世界共通の課題となっております。この課題解決の幅広い選択肢を確保する観点から、高速炉や、加速器を用いた核種変換など、放射性廃棄物中に長期に残留する放射線量を少なくし、放射性廃棄物の処理・処分の安全性を高める技術等の研究開発を進める予定としております。
 本シンポジウムは、一般の方を対象に、これまで我が国が進めてきた核燃料サイクル事業の状況を踏まえ、放射性廃棄物の低減に向けた取組みの現状と国際協力を視野に入れた将来の展望についてご報告し、理解を深めていただくことを目的に開催するものです。

会議の概要

(1) 開催日 平成26年10月9日、10日
(2) 開催場所 タワーホール船堀(東京都江戸川区船堀)
(3) 主  催 独立行政法人日本原子力研究開発機構
(4) 協  賛 NPOニュークリアサロン
(5) 後  援 文部科学省
(6) 参加予定者 約200名
(7) 同時通訳 あり

会議の内容

 初日は、藤家洋一元原子力委員会委員長から、原子力のエネルギー利用と環境との調和についての基調講演に続き、軽水炉の核燃料サイクルや高速炉のサイクルに基づく各国の放射性廃棄物低減の取り組みについて紹介します。更に、長期的視点で、高速炉や加速器を用いた分離変換技術による放射性廃棄物の低減に関する研究の方向性や将来への期待について、国内外の専門家による講演を行います。最後にこれらの発表をもとに、原子力の利用と環境との調和に関する今後の展望についてパネル討論を行います。
 二日目は、初日の議論を具体化するためのサイクル技術や核変換技術についての技術開発、研究開発の現状と将来についての発表を行います。
 これをもとに、パネル討論を行い、将来に向けた研究開発と国際協力の在り方について整理します。
プログラムを、別添資料に示します。

プログラムをダウンロード[PDF, 156KB]

資料・動画配信

発表資料および当日の講演の様子は以下のページよりご覧いただけます。
資料・動画配信ページ

会場までのアクセス方法

会場のタワーホール船堀は、都営新宿線 船堀駅の北側、徒歩1分の場所にございます。
Fig.1 路線図

お問い合わせ先

【主催者】
(独)日本原子力研究開発機構
住所: 〒319-1184 茨城県那珂郡東海村村松4-49
TEL: 029-282-5487 or 029-267-3713
E-mail: pt-symposium@jaea.go.jp
URL: http://www.jaea.go.jp/

【会場】
タワーホール船堀
住所: 〒134-0091 東京都江戸川区船堀4-1-1
TEL: 03-5676-2211 (代)
FAX: 03-5676-2501
URL: http://www.towerhall.jp/