国立研究開発法人日本原子力研究開発機構：JAEAメールマガジン　No.471

■□■　　JAEAメールマガジン　　　2017.7.14／No.471

◆ Contents ◆

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┣【1】　大洗研究開発センター燃料研究棟における汚染について

┣【2】　トピックス

┣【3】　広報誌情報

┣【4】　イベント情報

┗【5】　その他の情報

大洗研究開発センター燃料研究棟における汚染について

6月6日に大洗研究開発センター燃料研究棟において発生した汚染及び内部被ばくについ
て、地元や関係者の皆様をはじめ、国民の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしている
ことを、深くお詫び申し上げます。

当機構としましては、重大かつ深刻な事態と受け止め、総力を挙げて現場の安全確保に
努めるとともに、原因究明を進め、速やかに情報を公表してまいります。

理事長ステートメント「燃料研究棟における汚染について」

http://www.jaea.go.jp/02/press2017/p17061901/

最新情報はホームページで随時公表しております。

http://www.jaea.go.jp/04/o-arai/PFRF/

…－…－…－…－トピックス…－…－…－…－

＼坑道閉鎖環境において物質の移動を抑制する現象を解明／

【東濃地科学センター】

東濃地科学センター結晶質岩地質環境研究グループの研究チームは、閉鎖された坑道
内において、地下水中に溶けた希土類元素などの濃度が、時間とともに有意に低下するこ
とを明らかにしました。

この希土類元素濃度の減少メカニズムは、岩盤中で一般的に観察される炭酸塩鉱物や坑
道建設時に使用されるセメント材料によって普遍的に起こりうるものです。そのため、実際
の地層処分場においても、坑道を閉鎖した際には放射性元素が移動しにくい環境が形成
される可能性が高いと考えられます。

本研究成果は、実際の地下深部の坑道閉鎖環境で長期にわたって観測を行うことで得ら
れた世界初の成果であり、高レベル放射性廃棄物の地層処分における安全性を評価する
うえで、重要な知見の一つと考えられます。

http://www.jaea.go.jp/02/press2017/p17070702/

＼高温ガス炉開発の推進に向けて三浦幸俊理事が駐日ポーランド共和国大使を表敬訪問
／

5月18日の外相会談において署名された「日・ポーランド戦略的パートナーシップの実施の
ための行動計画（2017－2020）」に基づき、原子力機構とポーランド国家原子力センターは
「高温ガス炉技術に関する協力のための覚書」を締結しました。

このような背景のもと、当機構の三浦幸俊理事（原子力科学研究部門長）は高温ガス炉水
素・熱利用研究センターの國富一彦センター長とともに、平成29年6月29日にヤツェク・
イズィドルチク駐日ポーランド共和国大使を表敬訪問しました。

ヤツェク・イズィドルチク大使には、高い安全性を有し、高温熱の供給が可能な高温ガス炉
の優れた特徴、世界最先端の我が国の高温ガス炉技術をご説明し、今後、ポーランドでの
高温ガス炉開発を推進する上で、双方の協力が重要であることにご理解をいただきまし
た。

https://www.jaea.go.jp/news/newsbox/2017/071201/

＼J-PARCセンターとスウェーデンの実験施設が覚書を結びました／

【J-PARCセンター】

J-PARCセンターは、スウェーデンのルドン市に建設中の中性子実験施設European
Spallation Source(ESS)と研究協力に関する覚え書き(Memorandum of Cooperation,　MoC)
を取り交わしました。

今回のMoCは両機構の今後の研究推進の基盤となり、大型実験施設の国際協力の成功
例のシンボルになるものとして期待されています。

http://j-parc.jp/ja/topics/2017/topics170711.html

＼核燃料サイクル工学研究所再処理施設の廃止措置計画の申請について／

6月30日に、核燃料サイクル工学研究所再処理施設（東海再処理施設）について、原子力
規制委員会に対し、廃止措置計画認可申請を行いましたので、お知らせいたします。

http://www.jaea.go.jp/02/press2017/p17063001/

＼平成30年度日本原子力研究開発機構博士研究員募集／

【人事部】

原子力機構は、原子力の基礎的研究及び応用の研究、そして核燃料サイクル技術の確立
に向けた研究開発を推進するため、創造性に富み、発想の豊かな意欲にあふれる若手研
究者を募集します。採用された若手研究者は、機構の各種施設を可能な限り活用でき、受
入研究グループの研究者から研究遂行上の必要な助言・支援を受けることができますの
で、是非ご応募ください。募集要項や応募方法等は下記HPをご覧ください。

http://www.jaea.go.jp/saiyou/employment/626/

＼原子力機構週報／

http://www.jaea.go.jp/02/press2017/p17063002/　（6月24日～6月30日）

http://www.jaea.go.jp/02/press2017/p17070701/　（7月1日～7月7日）

http://www.jaea.go.jp/02/press2017/p17071401/　（7月8日～7月14日）

…－…－…－…－広報誌情報…－…－…－…－

＼広報誌「未来へげんき」45号を発行しました／

原子力機構広報誌「未来へげんき」45号を発行しました。

「私たちの研究」は「3mm×6mmの地球を実験室に再現－原始地球のコアに溶け込む
『水素』の謎に迫る－」「万一の原子力事故による海洋汚染を迅速に予測するシステムを世
界で初めて開発」の2本を掲載しております。また、今年度のシリーズ掲載「イノベーション
創出」として、「なぜ、いま『イノベーション』？？」を掲載しております。

是非ご覧ください。

http://www.jaea.go.jp/genki/45/

＼つるがの四季No.103を発行しました／

【敦賀事業本部】

広報誌「つるがの四季No.103」を発行しました。

「もんじゅ」の廃止措置について、もんじゅ・ふげんREPORT、つるほんだより、地域施設紹
介～美浜町エネルギー環境教育体験館「きいぱす」～について掲載しています。

https://www.jaea.go.jp/04/xturuga/shiki/shiki29.html

＼ISCNニューズレターNo.0243を発行しました／

【核不拡散・核セキュリティ総合支援センター】

6月開催のシンポジウム、トランプ政権の予算教書、NPT準備委員会、G7サミット、フィリピ
ンでの核セキュリティセミナー、ITWG会合などについて掲載しています。

https://www.jaea.go.jp/04/iscn/nnp_news/0243.html

＼J-PARC News第46号を発行しました／

【J-PARCセンター】

「電子：自転がふらつくと、軌道も変わる　- 磁性物質における電子スピンのふらつきと電
子軌道の結びつきが明らかに -」「住友ゴム工業株式会社代表取締役社長池田育嗣氏
がJ-PARCを来訪」他。

http://j-parc.jp/ja/news/2017/news-j1706.html

★―…‥・…‥イベント情報…‥・…‥・―★

New！＼東濃地科学センター「夏休みサイエンス体験イベント」開催／

【東濃地科学センター】

7月26日に瑞浪超深地層研究所において、小学4年生から中学生までを対象に『大地の
ゆがみと地震×体験！地下500ｍの世界』と題して、「夏休みサイエンス体験イベント」を開
催します。粘土を使った地震のメカニズムの体験や実際に地下にもぐって地下深い場所が
どのような特徴を持っているのか体験するなど、楽しく学ぶ体験イベントです。参加は無料
です。お電話でお申込みください。