公 開 番 号 | 2010-06 |
件 名 | 炉内中継装置の落下による変形について |
公 開 日 | 2010.12.28(平成22年) |
不適合の発生日 | 2010.11. 9(平成22年) |
発 生 拠 点 名 | 敦賀本部 高速増殖炉研究開発センター |
発生施設・設備名等 | 高速増殖原型炉もんじゅ 炉内中継装置 |
不 適 合 内 容 | 平成22年8月26日、燃料交換後の片付け作業として、原子炉機器輸送ケーシング(以下、「AHM」という。)を用い、炉内中継装置(以下、「IVTM」という。)本体の頂部をつかんで吊り上げ、原子炉容器内から取り出す作業を行っていたところ、約2m吊り上げた時点でIVTMが落下した。 その後の調査において、AHMのつかみ装置の爪を開くためのロッドが回転したことにより、AHMのつかみ装置の爪がIVTM本体を十分に掴めなかったことが分かった。再度IVTMの引抜き作業を行うに当たり、ロッドが回転しないように当て板を取り付けて、10月13日にIVTM本体の引抜き作業を行ったが、約2.3m引き上げた時点で吊り荷重が増加し、引き抜けないことから作業を中断した。 その後の検討により、IVTM案内管接続部近傍が、燃料出入孔スリーブと干渉している可能性が摘出されたことから、11月9日にIVTM内側案内管内面を観察したところ、3番目の内側案内管の上部間隙が約15mm(初期値5〜7mm)であった。以上のことから、IVTM案内管接続部近傍で変形が生じていると推定し、IVTMが使用できる状態でないことから、IVTMは研究開発段階にある発電の用に供する原子炉の設置、運転等に関する規則第43条の14第3号の「原子炉施設の安全性を確保するために必要な機能を有していない。」と判断した。 |
原 因 の 特 定 | 調査中 |
是正処置の必要性 の評価 | 調査結果を踏まえ、評価 |
是 正 処 置 (再発防止対策) | 調査結果を踏まえ、必要な対策を検討 |
備 考 | 添付資料:炉内中継装置の案内管接続部近傍の変形について 参 考:「もんじゅ」炉内中継装置落下関連情報 (http://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/rcr.html) |