━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2010.4.16 ━━━━━━━━

■■■□□□ JAEAメールマガジン
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++---- No.123 目次 ----++

現場から ____ 国内最大の原子力専門図書館をご利用ください(研究技術情報部)

海外事務所便り _ 米国とベトナムが原子力協力推進で覚書 ほか

プレス発表、お知らせ、採用情報、調達情報

あとがき

━ 現場から ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

国内最大の原子力専門図書館をご利用ください−研究技術情報部

JAEA図書館は、国内唯一の原子力専門図書館として原子力分野の研究開発を支援するために学術情報を収集、整理、提供しています。現在JAEA図書館では原子力関連の専門図書(約15万冊)及び専門学術雑誌(約2,000誌)、研究レポート(約280万件)を所蔵しています。JAEA図書館は、原子力関係の研究レポートが充実していること、国内外で開催される学術会議の発表論文集(プロシーディングス)の入手に努めていることが特徴です。これらは非市販資料(または灰色文献)と言われており、書店等からでは入手することが難しい貴重な資料です。

世界各国のレポートが主にマイクロフィッシュの形態で所蔵されており、米国エネルギー省(DOE)レポート及び米国原子力規制委員会(Nuclear Regulatory Commission : NRC)が原子力関係施設の管理者と取り交わした申請書や報告書類等を公開したDOCKET資料(約140万件)や、日米原子力交換協定や各国の専門機関との研究協定に基づいて収集した貴重な資料も多数所蔵しています。これらの中には原子力研究開発黎明期の資料や欧米各国との研究協力協定等に基づいて入手した貴重かつ希少な資料も数多く含まれており、原子力関連学術情報の貴重な提供拠点になっています。

JAEA図書館のうち原子力科学研究所図書館は調査研究の目的であれば来館し、所蔵する資料を手にとって閲覧したり、文献を複写したりすることができます。また、JAEA図書館の所蔵情報はOPACとして機構のホームページからインターネットを介して自由に検索することができ、検索された文献の複写の申し込みも可能になっています。

JAEA図書館、OPACをぜひご利用ください。

JAEA図書館 http://jolisfukyu.tokai-sc.jaea.go.jp/ird/index.html

JAEA図書館OPAC http://library-documents.jaea.go.jp/opac/r_search.asp

(研究技術情報部 情報メディア管理課長  米澤 稔)

━ 海外事務所便り ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

*当機構の海外事務所から寄せられたニュースを紹介します。

☆ ワシントン事務所
<NRCがNASに原発周辺住民のがん発生リスク調査研究を依頼>
 NRCは4月7日、全米科学アカデミー(NAS)に原発周辺住民のがん発生リスクに関する最新の調査研究の実施を依頼したと発表しました。
 http://www.nrc.gov/reading-rm/doc-collections/news/2010/10-060.html

<NEIと電力会社が廃棄物基金徴収中止を求めて訴訟>
 原子力エネルギー協会(NEI)と電力会社16社は4月5日、コロンビア特別区巡回控訴裁判所に、DOEに対し放射性廃棄物基金の徴収を中止することを求める訴訟を起こしました。
 http://www.nei.org/newsandevents/newsreleases/nei-electric-utilities-file-suit-to-suspend-collection-of-fee-for-reactor-fuel-management/

<米国とベトナムが原子力協力推進で覚書>
 米国とベトナム政府は3月30日、ベトナムのハノイで原子力協力推進に関する覚書に署名しました。
 http://www.state.gov/r/pa/prs/ps/2010/03/139255.htm

<米印間でインドでの再処理に関する交渉が完了>
 米国国務省は3月29日、米印間で米国籍の使用済燃料再処理のための”Arrangements and Procedures”に関する交渉が完了したと発表しました。
 http://www.america.gov/st/texttrans-english/2010/March/20100330114923eaifas0.8911968.html?CP.rss=true

☆ ウィーン事務所
<IAEAとロシアが核燃料バンク設立に関する協定に署名>
 IAEA天野事務局長とロシア国営原子力会社ロスアトムのキリエンコ総裁は3月29日、ロシア・アンガルスクの国際ウラン濃縮センター(IUEC)に発電用低濃縮ウランを備蓄するための協定に署名しました。
 http://www.iaea.org/NewsCenter/News/2010/uraniumfuelbank.html

☆ パリ事務所
<仏ASN局長、「仏の2009年の原子力関連施設の安全性は一応満足のゆくもの」と発言>
 仏原子力安全局(ASN)のラコスト局長は4月7日、科学・技術選択評価国会委員会(OPECST)に、2009年の年次報告書を提出しました。

━ プレス発表 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━ お知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━ 採用情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

*上記の詳細は http://www.jaea.go.jp/saiyou/index.html をご覧下さい。

━ 調達情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━ あとがき ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

朝夕の通勤ラッシュ。多くの町でくり広げられる、日常的な風景の一つです。

そのラッシュは朝より夕方の方が、時間帯がばらけるせいか、いく分空いている感じがします。

一方で人の流れは、朝の方がいいようです。朝はみんなが所定の時刻までに、職場や学校までに到達しなければならないという、共通の目標があります。だから人の流れは、合目的的です。

それに比べ夕方は、少しいびつな動きになります。帰りにどこかで寄り道していこうというような人たちがいるせいか、人の流れの中に、立ち止まったり、流れに逆らったりするような動きが混じります。

これを物体に例えると、朝はさらさらとして水の流れ。そして夕方のそれは、粘度がいくらか増した流れになります。

そして今は4月。毎年このころになると、朝の通勤ラッシュの流れの粘度が、少しだけ増します。それは入学や就職で、初めて通勤や通学を始める人たちが混じるからでしょう。

そんな彼らも、ひと月もすれば通勤の作法に慣れます。けれども、いつまでたってもそれに慣れない人は、少し困りものです。とはいえ、それにすぐに慣れてしまって、それから粘度が低いままに、永遠にさらさらと流れていく人は、どこか物悲しい感じがします。(佐)

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【ご感想やご要望】http://www.jaea.go.jp/13/13_1form.shtml

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【発行】独立行政法人 日本原子力研究開発機構 広報部  佐田務、上野信行 JAEAロゴ ○

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