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本日6月26日は、6.26のゴロ合わせで「露天風呂の日」ということです。
ここ本部がある茨城県東海村近郊、水戸市中心部の住宅街に、昨年温泉が湧いたそうで早速入りに行って来ました。とある印刷会社が駐車場で井戸を掘っていたところ硫黄臭がする水が出てきたので、検査すると鉱泉であったとのこと。残念ながらここは露天風呂ではないのですが、屋根はテント張りで手づくり感があり、素朴なところが気に入っています。ここは泉質の良さもさることながら、浴室の壁一面、しいたけの菌床が植えられた丸太で囲まれており、ある意味露天風呂気分も味わえます。露天風呂といえば、山梨県にある「ほったらかし温泉」がお勧めです。霊峰富士を望み甲府盆地を見下ろす眺望が大変素晴らしく、まだ行かれたことのない方はこの開放感をぜひ味わっていただきたいものです。
さて、温泉から希少金属が採れるということをご存知ですか。群馬県にある草津温泉において、原子力機構も加わって共同開発した捕集布を使って、スカンジウムの回収に成功しています。貴重な鉱物資源の回収技術として大きく期待されています。温泉に浸かりながら希少金属のことを考えると少しだけ贅沢な気分になれるかもしれません。
http://www.jaea.go.jp/02/press2008/p08100703/index.html
広報部情報公開課 筒口 和弘
さて、今回の「研究開発現場から」は、安全統括部です。
原子力機構は、平成21年7月から機構の各拠点において、順次、気象庁の地震情報提供サービス「緊急地震速報」の運用を開始することとしました。
「緊急地震速報」は、地震の強い揺れが到達する前の僅かな時間を利用して、地震の初期微動(P波6~8m/s)と主要動(S波3~5m/s)が地殻を伝わる速度の差を用いて到達時間を予測するものです。平成19年10月から一般向けに気象庁が提供しており、地震が到達する前に、震度4以上が推定される地域にTV・ラジオ等で「強い地震が来ます」と放送がなされます。
今回、原子力機構が利用する「緊急時地震速報」は「高度利用者向け緊急地震速報」と呼ばれるもので、震源地の緯度、経度と各拠点の緯度、経度及び地殻の特性に基づき「推定震度と揺れの到達時間」が評価され、各拠点内に設置している受信端末に警報を表示するとともに、推定震度が3以上の場合には構内放送を介し従業員等に周知することとしています。
各拠点では、人の安全と作業の安全が確保するため、「地震発生時の行動マニュアル」により、一人ひとりが適切な行動を行えるよう、準備・教育し被害の軽減を図ることとしています。
緊急地震速報のしくみの詳細は、下記の気象庁ホームページを御覧ください。
気象庁ホームページ 緊急地震速報のしくみと予報・警報 http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/eew_naiyou.html
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