国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 バックエンド研究開発部門 人形峠環境技術センター

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国立研究開発法人
日本原子力研究開発機構
バックエンド研究開発部門
人形峠環境技術センター

〒708-0698
岡山県苫田郡鏡野町上齋原1550番地
TEL.0868-44-2211
FAX.0868-44-2502

業務紹介

人形峠環境技術センターにおいては、核燃料サイクルにおける上流プロセスであるウランの探鉱からウラン濃縮という燃料加工までの開発を実施し、現在ではこれらの研究開発に使用してきた施設・設備の廃止措置に取り組んでいます。
ウラン濃縮原型プラントでは、プラント機器内に微量に微量に残っているウランを特殊なガスを用いて乾式で除去する作業を計画しています。
濃縮工学施設では、ウラン濃縮を行うために使用してきた遠心分離器を解体し、極微量のウランを希硫酸で除去する作業を実施しています。
さらに、製錬転換施設では、施設・設備の解体作業を進めています。
ウラン鉱山施設についても、鉱さいたい積場などの整形・覆土による跡措置やヒープリーチング施設の解体処理などについて、技術開発を行いながら進めています。
これらの業務を通じて、作業員の被ばくの低減化はもとより、放射性廃棄物発生量の低減など環境への負担軽減を図るための合理的な廃止措置計画を進めています。また、これらの技術成果は今後、廃止措置を予定している多くの施設にも反映できることから原子力施設の廃止措置技術の体系化を進めています。

核燃料サイクルと人形峠の役割

核燃料サイクルの流れ

原子力発電の燃料として使われるウランは、少量で大きなエネルギーを出すことができることと繰り返し使えるといった大きな利点があります。
ウラン鉱山で採掘したウラン鉱石は、製錬・転換・濃縮などの工程を経て原子炉の中で燃やされます。また、使用済み燃料を再処理して、燃え残ったウランと原子炉の中で新しくできたプルトニウムを回収すると、それらは新しい燃料として再利用することができます。この一連の工程は、下図のように循環の輪(サイクル)を描くことから、核燃料サイクルと呼ばれています。
この核燃料サイクルのうち人形峠環境技術センターでは、ウランを製錬・転換・濃縮して原子炉の燃料とするための研究と実用化技術の開発を行ってきました。
再処理後の回収ウランについても転換・再濃縮の技術を開発し実証しました。

核燃料サイクルの流れ

上図の赤枠で囲んであるところが、人形峠で行ってきたところです。