国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 バックエンド研究開発部門 人形峠環境技術センター

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国立研究開発法人
日本原子力研究開発機構
バックエンド研究開発部門
人形峠環境技術センター

〒708-0698
岡山県苫田郡鏡野町上齋原1550番地
TEL.0868-44-2211
FAX.0868-44-2502

施設見学

坑道見学の予約について

◆平日のみ 9:00~16:00 
※要予約(2週間前までには予約をお願いします。)
【見学前にセンター事業説明をさせていただきます。】
注:12月~3月は積雪の為、見学は中止させて頂きます。

申し込み先
人形峠環境技術センター 総務課
電話 0868-44-2211(代表)
FAX 0868-44-2502
所在地
〒708-0698 岡山県苫田郡鏡野町上齋原1550番地

※ 見学坑道は原子力機構内にあります。入構手続きの為、身分証明証(運転免許証など)をご持参願います。

1.見学坑道の概要

見学用に整備された坑道は、ウランを探すために、昭和32年(1957年)ころ掘られ、当時「夜次(よつぎ)南2号坑」と呼ばれていました。見学坑道は延長約42m、高さ約2m、幅約3mあります。
この見学坑道はわが国で唯一残っているウラン探鉱用の坑道で、文化的資源、学術的価値が高いことから多くの皆様に見学いただけるよう整備したものです。

2.ウラン鉱床

ウランは原子力発電の燃料です。ここでは天然の状態でウランを見ることができます。

変わります!!

3.ウラン発見物語

難行苦行のウラン探査行

1955年(昭和30年)11月12日、人形峠で、日本で初めてウラン鉱床が発見されました。発見したのは通産省地質調査所(当時)の探査隊です。ウランは花崗岩に多く含まれており、花崗岩が大部分の中国山地で、探査が続けられていました。探査方法はウランの放射能を感知するシンチレーション・カウンターという測定器をジープに積み込み、山中を走り回るというものでした。当時の山道は未舗装で、車の振動と舞い立つ砂ぼこりにまみれながらの探査でした。

ウラン鉱床の露頭を発見
ウラン鉱床の露頭を発見

帰途、暗がりの中での遭遇

そして11月12日の日暮れどき。一行が帰途についているとき、測定器がこれまでにない反応を示します。探査員たちは疲れも忘れ、日が落ちた暗がりの中で岩石のサンプルを採取。日をあらため、再びその場所を訪れ、表土を測定してみました。すると測定器が激しく反応するではありませんか!それはウラン鉱床の一部が地表に出た、紛れもない露頭でした。

鉱床探査の様子
鉱床探査の様子

人形峠から始まる、日本の原子力

当時、世界は石炭や石油に代わるエネルギー源として原子力に注目していました。日本でも、原子力は未来を拓くエネルギー源として多くの夢が語られ、その燃料となるウラン資源の確保は国をあげた課題でした。人形峠のウラン鉱床発見は、日本の原子力、そして未来を拓く鍵となり、当時の新聞をにぎわせました。

人形峠ウラン鉱山が果たした役割

人形峠のウラン鉱山としての活動は1987年(昭和62年)にピリオドを打ちました。この間、ウラン鉱採掘に向けたさまざまな調査や技術開発を行い、掘り出した鉱石は約8.6万トン、取り出したウランは約84トンになります(人形峠以外での採掘分も含む)。取り出したウランは原子力発電所の燃料を作るための技術開発などに利用され、その技術の一部は今、民間で活かされています。また生産された燃料は、原子力発電の実用化に向けた各種実験プラントで使われ、技術開発を支えました。

ウラン鉱床露頭発見の記念碑
ウラン鉱床露頭発見の記念碑