国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 バックエンド研究開発部門 人形峠環境技術センター

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国立研究開発法人
日本原子力研究開発機構
バックエンド研究開発部門
人形峠環境技術センター

〒708-0698
岡山県苫田郡鏡野町上齋原1550番地
TEL.0868-44-2211
FAX.0868-44-2502

所長挨拶

人形峠環境技術センター所長 青瀬 晋一

ようこそ人形峠環境技術センターへ!


人形峠は、岡山県と鳥取県の県境に位置する峠です。1955年11月12日、この地域でウラン鉱床の露頭が発見され、これが日本における本格的な原子力研究開発へとつながっていきました。人形峠環境技術センター(以下「センター」)は、原子燃料公社人形峠出張所として1957年8月に開設されて以来、核燃料サイクルのフロントエンドにあたるウラン鉱石の採掘から処理に関わる資源開発、製錬・転換技術及びウラン濃縮技術の開発を、2001年3月のウラン濃縮原型プラントの運転終了までの間、地元をはじめ多くの方々のご理解とご支援・ご協力を得て推進してまいりました。
ウラン探鉱技術については国内外の探鉱技術や人材育成へと反映され、製錬・転換技術の実証、さらにウラン濃縮技術については青森県六ヶ所村にある日本原燃(株)のウラン濃縮工場に成果を引き継ぐなど、日本の核燃料サイクルを確立する上で、多くの貢献を果たすことができました。
上記の技術開発の役割を終えた以降は、鉱山の跡措置、製錬転換施設の解体、濃縮施設の機器等の内部に付着している滞留ウランの回収及び遠心分離機の解体などの廃止措置の入り口の研究開発を進めつつ、放射性廃棄物の除染及び減容や有用物のリサイクルなどに関する"地球にやさしい技術開発"を行うとともに、これらの成果を他の原子力施設の廃止措置に生かしていただくべく、体系的に取りまとめた廃止措置エンジニアリングシステムの構築に邁進し、廃止措置に関する技術的課題に一定の見通しが得られる段階に至っています。
そして現在は、これまでの研究開発を通じてセンターに蓄積された技術を活用し、このセンターの立地環境を生かした新たな研究開発に着手することを考えています。
センターは標高700メートルという高地にあり、比較的地表から浅いところにウラン鉱床があります。このような環境にあるウランは、普通、雨水により溶け出し、下流に流れ出してしまいそうですが、不思議なことに、人形峠においては、安定して鉱床に留まっていることが、過去のデータからわかっています。この自然のメカニズムに学び、明らかにすることで、ウランをはじめ重金属の安定管理、安全管理に貢献できるものと考え、センターではこのような「ウランと環境」をテーマとした研究に着手する計画です。
当センターは、これまで半世紀以上の永きにわたり、地域の皆様に温かく見守っていただきながら事業を進めてまいりました。今後とも、地域の皆様に信頼していただけるように、安全確保に最善の注意を払いながら、着実に役割を果たし成果をあげるとともに、情報公開に努め透明性を確保しつつ業務を進めてまいります。
なお、当原子力機構全般に関することやセンターに関することでお知りになりたいこと、疑問に思うことがありましたら、何なりとお問い合わせください。


国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 人形峠環境技術センター所長
青瀬 晋一