フィリピン科学技術省のアラバストロ大臣
「もんじゅ」ご視察

8月1日(金)、フィリピン科学技術省のアラバストロ大臣ご一行が高速増殖原型炉「もんじゅ」を視察されました。今回、日本が主導するアジアにおける原子力国際協力の枠組みであるアジア原子力協力フォーラム(FNCA)の活動の一環として、同日、福井大学で開催された文部科学省主催の「アジアの発展に役立つ原子力を考える」講演会に出席されるため来日され、「もんじゅ」も視察されたものです。当日は、もんじゅ展示館(エムシースクエア)、FBRサイクル総合研修施設(ナトリウム棟)、「もんじゅ」施設内では炉上部、中央制御室、シミュレータ室等視察されました。それぞれの現場では施設の状況などについて熱心にご覧いただきました。
 地元の記者団からご視察後の感想について質問があり、アラバストロ大臣からは、「とても印象的で、素晴らしい施設であり、深い感動を覚えた。再稼動に向けていろんな努力がなされているが、これは将来を見通しているという点において非常に素晴らしいことだと思う。また、運用に携わっている方々が、それにふさわしい能力とともに非常に幅広く深い知識を持っており、深い感銘を受けた。研究施設という役割も兼ねているので、外国からの研究者などにも一層門戸を開いていただければと思う。」とのご発言がありました。


FBRサイクル総合研修施設(ナトリウム棟)
「もんじゅ」シミュレータ室