所長挨拶

大洗研究所 所長 塩月 正雄
大洗研究所長
根岸 仁

大洗研究所は、茨城県大洗町の地で業務を開始して以来、約50年にわたる長い歴史と研究実績を有しています。当研究所は、次世代炉に関する技術開発を一貫して行ってきた我が国唯一のユニークな研究所であり、国内はもとより国際的にも次世代炉研究の中核拠点として知られています。
  次世代炉は、日本が目指すエネルギーの多様性確保の観点や温室効果ガス排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルの達成に向けて期待されている技術であり、当研究所では、高速実験炉「常陽」、HTTR(高温工学試験研究炉)と関連する照射後試験施設等を活用し、国の政策のもとで高速炉の研究開発、高温ガス炉とこれによる熱利用技術の研究開発等を実施しています。また、これらの研究施設や研究実績に基づいて、福島第一原子力発電所の廃止措置に向けた研究開発や国内外の人材育成への貢献も行っています。
  業務の実施に当たっては、研究施設の安全確保を最優先に掲げ、地域の皆様との共生を図りつつ、当研究所のミッションを果たすべく最先端を目指した研究開発に果敢に挑戦してまいります。
  今後とも皆様のご理解、ご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

© Japan Atomic Energy Agency.