材料試験炉の廃止措置及び技術開発

JMTR(材料試験炉)による技術開発

JMTR(材料試験炉)は1968年の運転開始から原子炉材料や燃料の基礎研究、安全研究、発電炉の開発やRI製造のような様々な原子力研究開発活動に貢献しました。
2021年3月にJMTRの廃止措置計画が認可され、原子炉の解体や放射性廃棄物の処理・処分が計画的に行われます。一方、これまで蓄積した照射技術を継承し、将来の新しい照射試験炉の建設に向けた検討を開始します。

JMTR(材料試験炉)

JMTR(材料試験炉)

ホットラボ施設での照射後試験

照射した試料は、ホットラボ施設にあるセル内にて様々な照射後試験が行われます。 このため、ホットラボ施設は、発電用原子炉、新型炉、核融合炉の開発やRI製造などの産業利用に役立ってきました。 施設中長期計画により、照射済燃料や高線量材料の搬出後にホットラボ施設を廃止します。

JMTRホットラボ施設

JMTRホットラボ施設

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

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