施設を構成する設備の概要

受変電設備

特高受電所は、電力会社から１５４kVの電源を２回線で受電し、変圧器により６.６ｋVに降圧した後、所内の各施設に供給しています。また、各施設では変圧器により三相４００Ｖ・２００Ｖ、単相２００Ｖ・１００Ｖに降圧し、施設の維持管理に必要な電力を給電しています。

非常用電源設備

非常用電源設備は、施設の商用電源が停電した場合に直ちに起動し、重要な設備に電力を供給することによって、その施設の安全機能（放射性物質の閉じ込め等）を維持するという重要な役割を担っています。所内では、ディーゼル発電機とガスタービン発電機の二種類を使用しています。

気体廃棄設備

原子力施設内の空気は気体廃棄物として、高性能エアフィルタ（HEPAフィルタ）を装着したフィルタ装置により、空気中の放射性微粒子を除去し排気筒から排出しています。また、フィルタ装置にはユニット型とチャンバ型があり使用目的により使い分けています。

液体廃棄設備

原子力施設内の排水は液体廃棄物として廃液貯槽に貯留し、放射能濃度の測定を行い基準値以下の場合は一般排水として放流します。基準値以上の場合はタンクローリーにより廃棄物処理場へ運搬し、排水のレベルにより適切に処理を行なっています。

→ 詳しく知りたい方はこちら

空気圧縮設備

気体廃棄設備のダクトに設置されているダンパーの駆動源や作業に使用するエアラインスーツの呼吸用空気として圧縮空気を供給します。