1.シミュレータ
 もんじゅシミュレータ全景
はじめに
もんじゅシミュレータ(以下、MARS:Monju Advanced Reactor Simulatorと称す。)は、高速増殖炉発電プラントを模擬した世界初のフルスコープシミュレータである。「MARS」は、高速増殖原型炉「もんじゅ」(以下、「もんじゅ」と称す。)の運転・制御性能の評価・検証、運転員の訓練等に用いるため「もんじゅ」サイト内の総合管理建物3階に設置し、「もんじゅ」の運転に先立ち、1991年4月から運用を開始した。
MARSの開発は、1971年のシミュレータ導入計画の検討に始まり、1988年から製作を開始した。設計に当っては実験炉「常陽」及びナトリウム試験装置の運転データ、「常陽」シミュレータの設計開発経験等を十分に反映した。 MARSは、「もんじゅ」の中央制御室及びプラント全般をフルスコープで模擬しており、マンマシンシステムとしての評価・検証、十分な臨場感をもった運転訓練、種々のプラント挙動の検証等を行うことができる。 以下にMARSの特徴とそのシステム構成、シミュレーションモデル及びその活用について述べる。
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