ベトナムにおける“原子力の平和利用の相互協力”に関わる国際会議
- タイトル
- 日越の原子力の平和利用と核不拡散・核セキュリティの協力及び今後の発展
- 開催期間
- 2012年11月20日
- 開催場所
- ベトナム(ハノイ)
- 共催機関
- ベトナム科学技術省(MOST)、ベトナム商工省(MOIT)、ベトナム放射線・原子力安全規制庁(VARANS)、ベトナム電力公社(EVN)
- 文部科学省(MEXT)、国際原子力開発株式会社(JINED)
- 参加者数
- 51名
概要
レー・ディン・ティエン
科学技術副大臣
2012年11月20日、日本原子力研究開発機構 核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(ISCN)は、ベトナム科学技術省(MOST)、商工省(MOIT)他と「日越の原子力の平和利用と核不拡散・核セキュリティの協力及び今後の発展」と題する国際会議をベトナム国の首都ハノイにおいて開催した。
本国際会議は、日本がニントゥアン第2サイト原子力発電所パートナーとなったことを踏まえ、過去5年余にわたる日越の保障措置分野での協力をレビューし、今後の協力発展に期することを目的に文部科学省の補助金事業の一環として実施されたものである。
国際会議には、レー・ディン・ティエン科学技術副大臣他ベトナム原子力分野の要人を含め、総勢51名が出席した。
会議では、原子力開発における両国の協力のレビュー、及び保障措置・核セキュリティにおける両国の協力と今後の動向等について、4つのセッションで議論が交わされ、日越の講演者を中心としつつ、国際原子力機関(IAEA)、核セキュリティの欧米の専門家も含め、講演を行った。
ニントアン原子力発電所のプロジェクトが進み、ベトナム国内でも原子力への取組みが加速される中で、保障措置・核セキュリティの分野でベトナムがIAEA追加議定書を本年9月17日に批准したこと、また、核物質防護条約が11月3日に加入が発効し、改正核物質防護条約も同日に批准するなど着々と対応を進めており、これを受けて活発な質疑応答がなされた。
本会議において、今後、ベトナムの原子力建設計画の進展に伴い、核不拡散・核セキュリティ分野に関する日越相互の協力について、一層の連携の強化を進めることの合意が得られた。