再処理施設での保障措置に係る試行トレーニング
- タイトル
- 再処理施設での保障措置に係る試行トレーニング
- 開催期間
- 2012年3月5日〜3月9日
- 開催場所
- 核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(東海村)
- 参加者数
- 9名
概要
文部科学省からの補助事業「核セキュリティ強化等推進事業」の一環として、IAEA(国際原子力機関)査察官を対象とした「再処理施設での保障措置に係る試行トレーニング」を平成24年3月5日(月)〜3月9日(金)に、日本政府による対IAEA保障措置技術支援協力計画(JASPAS: Japan Support Programme for Agency Safeguards)として実施した。
受講生は、IAEA本部で3日間の講義を受けた後に来日し、原子力機構の東海再処理施設(TRP)、応用試験施設(EDF-1)、高レベル放射性物質研究施設(CPF)、燃料サイクル安全工学試験施設(NUCEF)などにつき、施設の概要説明を受けるとともに、再処理技術や設備の実際を施設訪問にて確認した。
また、日本原燃(株)の協力により、六ヶ所再処理施設についても、計量管理の状況や現在実施されている査察の内容や方法について説明を受けた。
修了証書授与風景
毎夕、当日受けた説明や施設訪問で見た機器などにつき、どこが重要か、何に注目すべきかなどを皆で活発に議論しあうなど、受け身一辺倒でなく、熱心なトレーニングとなった。
最終日は、IAEA東京地域事務所にて、IAEAと文部科学省連名の修了証が手渡された。