国内計量管理制度に係る国際トレーニング
- タイトル
- 国内計量管理制度に係る国際トレーニング
- 開催期間
- 2011年11月28日〜12月9日
- 開催場所
- 核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(ISCN)(東海村)
- 支援
- 文部科学省/国際原子力機関
- 参加者数
- 22名
概要
国内計量管理制度(SSAC)に係る国際トレーニングを、文部科学省(MEXT)、国際原子力機関(IAEA)、核物質管理センター(NMCC)の協力を得て実施した。
トレーニングには、12カ国(オーストラリア、バングラディシュ、カンボジア、インドネシア、日本、カザフスタン、ラオス、マレーシア、モンゴル、タイ、トルコ、ベトナム)22名が参加。
トレーニングの目的は、国内計量管理体制維持に求められる国際的な基準の理解を促す事であり、以下の内容について講義、実習及び見学を行った。
Module-1 | 国際保障措置(IAEAの要件と法律文書) |
Module-2 | 核物質の計量管理(国あるいは施設レベルでの考慮) |
Module-3 | 国際保障措置(戦略と検認技術) |
Module-4 | 追加議定書(IAEAへの申告) |
Module-5 | 国内計量管理制度の効果 |
Module-6 | 国内計量管理制度の創設と維持 |
参加者間の情報共有を目的に、各国の保障措置対応体制などについての報告をカントリーレポートとして各参加者がプレゼンテーションを行った。加えて、原子力が間違った形で使われた結果を再認識する事を目的として、被爆地(広島市)の訪問を実施した。また、核燃料の製造工程における計量管理を学ぶため三菱原子燃料株式会社の施設見学を行った。
トレーニング終了時には、講義内容に係る簡単なクイズを行い、理解が足りていないと思われる箇所について補足説明を実施した。
トレーニング参加者が各国に帰って、国内計量管理体制を適切に維持運用していく事が期待される。