研究内容紹介 -平成20年度の施設建設について-
地下施設の建設について
幌延深地層研究センターでは、平成19年度に引き続き、換気立坑および東立坑の掘削および水平坑道の一部の掘削を行うとともに、排水処理設備の増設を行います。また、換気立坑近傍における先行ボーリング調査を継続します。

研究所用地およびその周辺の様子(2007年10月撮影)
立坑の掘削について
換気立坑、東立坑および両立坑を結ぶ水平坑道の掘削に際しては、これまでと同様に速やかに支保*を構築し、坑道周辺の岩盤を保持しながら掘削します。支保の選定は、そこで得られる岩盤の力学性状などの情報を適時設計に反映したものとします。なお、研究所用地周辺には、メタンを主成分とする可燃性ガスの存在が確認されているため、掘削切羽近傍においては、防爆仕様の機器の採用や、ガス濃度の監視などにより防爆対策を行いながら掘削を進めます。
*周辺岩盤と地下空間の安定を保つために設ける構造物のことです。通常、ロックボルト、鉄鋼支保、吹付けコンクリートから構成されます。
換気立坑:水平坑道(70mポンプ座)の様子
水平坑道でのコンクリート吹付の様子
ガス測定員によるガス測定の様子
換気立坑:140m水平坑道との連接部
立坑掘削作業の流れ - 換気立坑の例 -

換気立坑では、次の手順で掘削作業を行っています。
2.1の工程で発生した掘削土(ズリ)を
積込機でズリキブルに積み込みます。
1.自由断面掘削機で立坑を掘削します。
4.ズリキブルを転覆し、
掘削土(ズリ)を出します
3.掘削土(ズリ)が入ったズリキブルを
坑口の外に引き上げます
6.掘削土(ズリ)は用地内に仮置きしたのちに
掘削土(ズリ)置場に搬出します。
5.土壌分析を行うため、
掘削土(ズリ)を採取します。
7.搬入した掘削土(ズリ)は、
「土壌汚染対策法」、「水質汚濁防止法」などの
法律に準拠し、環境に配慮し管理します。
水平坑道掘削作業の流れ - 換気立坑70mポンプ座での例 -
2.周辺岩盤と地下空間の安定を保つために
支保を構築します。
1.小型バックホーで坑道を掘削します。
4.路盤を施工します
3.壁面にコンクリートを吹き付けます。
国際交流施設(仮称)の建設について
平成20年度は、国際交流施設(仮称)の建設工事に着手します。建設場所は、幌延町公民館に隣接する幌延深地層研究センター旧事務所跡地を予定しています。本施設は、海外および国内研究者の交流活動の拠点として、また地域住民との交流の場として、講演会や報告会などの多様な催しに対応できるよう計画しています。施設の運用開始は平成20年10月頃を予定しています。

国際交流施設(仮称)の外観イメージ図

国際交流施設(仮称)の内観イメージ図


