幌延深地層研究センター

深地層研究計画の状況 >> 調査研究の状況

深地層研究計画の状況 -調査研究の状況-

幌延深地層研究計画は、調査研究の開始から終了までの20年程度の計画であり、「地上からの調査研究段階(第1段階)」、「坑道掘削(地下施設建設)時の調査研究段階(第2段階)」、「地下施設での調査研究段階(第3段階)」の3つの段階に分けて進めることとしています。
現在は、研究所用地やその周辺において、地下施設の建設、第2段階および第3段階の調査研究を行っています。
このページでは、調査研究の状況をご紹介します。

幌延深地層研究計画について 平成29年度の調査研究について

これまでにご紹介した調査研究の状況

平成29年10月の調査研究の状況

平成29年10月20日(金)更新

写真 Clay Conference2017における研究成果の発表

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 平成29年9月24日(日)から27日(水)にかけて、スイスのダボスにおいて、粘土系堆積岩を対象とした地層処分研究に関わる国際会議が開催されました(写真)。本会議は、2002年以降、2〜3年毎に欧州各地で開催され、今回で7回目になります。今回の会議には、21ヶ国から428人が参加し、日本からは、原子力発電環境整備機構、原子力環境整備促進・資金管理センター、電力中央研究所、大学、ゼネコン、日本原子力研究開発機構の関係者らが出席しました。会議では、粘土系堆積岩を対象とした地質環境調査・評価・モデル化技術や処分場の設計・安全評価に関わる技術等に関して、多数の口頭発表やポスター発表が行われました。幌延深地層研究センターからは、幌延の深部地下水中に存在するコロイド(1nm〜1μmの大きさの粒子)濃度の測定方法や地下水中での安定性の評価方法についてポスター発表を行い、海外の専門家と議論しました。
写真1 会議の様子

写真1 会議の様子

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平成29年10月20日(金)更新

写真 第27回 OECD/NEA Clay Club定例会議に出席

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 平成29年9月28日(木)、スイスのダボスにおいて開催されたOECD/NEA*1 Clay Club*2の第27回定例会議に出席しました。本会議には、ベルギー・カナダ・フランス・ドイツ・ハンガリー・日本・オランダ・スイス・イギリス・米国から21名の研究者らが出席しました。会議では、各国での調査研究の現状に関する情報交換が行われるとともに、昨年から開始されたプロジェクトの実施状況と今後の計画について議論されました。幌延深地層研究センターからは、深度350m調査坑道における調査研究として、人工バリア性能確認試験の進捗状況等を紹介しました。また、ここ数年取り組んできた各国の堆積岩のデータセットの更新版(Clay Club Catalogueの更新版)の最終ドラフトが提示され、今後、相互比較や検討ができると期待されます。

*1 OECD/NEA(経済協力開発機構/原子力機関)とは…
 原子力発電を安全で環境に調和した経済的なエネルギー源として開発利用することを加盟諸国政府間の協力により促進する経済協力開発機構(OECD)傘下の国際機関。

*1 Clay Club(クレイ・クラブ)とは…
 OECD/NEAの放射性廃棄物管理委員会(RWMC)の下に置かれた常設ワーキンググループの1つであるセーフティーケース統合グループ(IGSC)のプロジェクト。

写真1 会議の様子

写真1 会議の様子

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平成29年10月13日(金)更新

写真 健岩部における物質移行試験 岩石試料の採取

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 地下環境中で物質がどのように移行するのかを把握するために、岩盤中に割れ目がない領域(健岩部)を対象として、複数のトレーサー*1を利用した物質移行試験を 深度350m調査坑道 において実施してきました( 平成29年1月20日掲載記事 参照)。
 この度、トレーサーが岩盤中をどのように移行しているかを確認するために、9月29日より岩石試料の採取を開始しました(写真1、写真2)。
 今後は採取した岩石試料内のトレーサー濃度を測定し、岩石中でのトレーサーの移行挙動について評価する予定です。

*1 トレーサーとは…
 地下水の流れの方向や流れる時間などを調べるために、地下水に目印としてまぜる染料やその他の薬品を指します。なお、幌延深地層研究センターでは環境に影響のない一般的な試薬を用いており、放射性物質を目印としてまぜていません。
写真1 岩石試料の採取状況

写真1 岩石試料の採取状況

写真2 採取した岩石試料

写真2 採取した岩石試料

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平成29年10月5日(木)更新

写真 オーバーパック溶接部腐食試験 模擬オーバーパックの取り出し
(原子力環境整備促進・資金管理センターとの共同研究)

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 深度350m調査坑道の 試験坑道5 におけるオーバーパック溶接部腐食試験( 平成27年1月16日掲載記事 平成27年10月1日掲載記事 参照)は、原位置での試験を終了し、試験孔から試験体(模擬オーバーパックおよび緩衝材から構成)を取り出しました( 平成29年9月29日掲載記事 参照)。
 その後、当該試験体を地上に搬出し、各種センサーを回収するとともに、緩衝材から模擬オーバーパックを取り出しました(写真1,2)。また、緩衝材を取り除いた直後の模擬オーバーパックの表面の様子をラインスキャナで画像データとして取得しました(写真3)。 今後は模擬オーバーパック表面の腐食状態を詳細に調査し、これまでの計測結果との比較を通じて検証等を行います。
写真1 緩衝材からセンサーを回収している様子

写真1 緩衝材からセンサーを回収している様子

写真2 カットした緩衝材を取り除いている様子

写真2 カットした緩衝材を取り除いている様子

写真3 ラインスキャナを用いて模擬オーバーパック表面の画像を取得している様子

写真3 ラインスキャナを用いて模擬オーバーパック表面の画像を取得している様子

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