幌延深地層研究センター

深地層研究計画の状況 >> 調査研究の状況

深地層研究計画の状況 -調査研究の状況-

幌延深地層研究計画は、調査研究の開始から終了までの20年程度の計画であり、「地上からの調査研究段階(第1段階)」、「坑道掘削(地下施設建設)時の調査研究段階(第2段階)」、「地下施設での調査研究段階(第3段階)」の3つの段階に分けて進めることとしています。
現在は、研究所用地やその周辺において、地下施設の建設、第2段階および第3段階の調査研究を行っています。
このページでは、調査研究の状況をご紹介します。

幌延深地層研究計画について 平成29年度の調査研究について

これまでにご紹介した調査研究の状況

平成29年6月の調査研究の状況

平成29年6月23日(金)更新

写真 世界トンネル会議(WTC2017)における研究発表

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 平成29年6月12日(月)〜14日(水)、ノルウェーのベルゲンで開催された「世界トンネル会議(World Tunnel Congress 2017、主催;国際トンネル協会)」において、地下施設での調査から得られた研究成果を発表しました。
 本会議は、トンネル工学では世界的に知名度の高い学術会議で、世界各国から約1,500名の技術者、研究者が参加しました。 幌延深地層研究センターからは、深度350m調査坑道で計測した内空変位( 平成25年4月26日掲載記事 参照)に基づき、地下施設周辺の岩盤にかかる応力の状態を推定する手法に関する研究成果を発表しました。また、レーザーによって坑道内のメタンガスの濃度を三次元的に可視化するためのシステム開発や、岩盤中の水分量に応じた長期的な岩盤の力学特性に関する評価など、幌延深地層研究センターと大学、企業との共同研究によって得られた成果についても発表しました。
 更には、諸外国の地層処分技術開発の現状、坑道掘削技術、周辺岩盤のモニタリング技術に関する情報収集や技術的討議を行いました。
写真1 学会会場の様子。手前の展示は、大断面のトンネルを掘削する機械です。

写真1 学会会場の様子。手前の展示は、大断面のトンネルを掘削する機械です。

写真2 ポスターセッションにおける討議の様子

写真2 ポスターセッションにおける討議の様子

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平成29年6月9日(金)更新

写真 低アルカリ性コンクリート材料における影響調査のためのコア採取

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 低アルカリ性コンクリート材料の施工試験を実施した( 平成21年10月15日プレス発表 参照)深度140m、深度250m、深度350mの各調査坑道および東立坑において、坑道周辺の岩石および地下水に与える影響調査を実施しています。今回、深度250mおよび深度350m調査坑道に施工したコンクリートおよびコンクリートと接する岩石を対象として調査を行うため、坑道壁面から試料を採取しました。
 また、これまでにも、各深度の調査坑道から定期的に試料を採取し、分析を実施しております( 平成26年6月20日掲載記事平成27年6月26日掲載記事平成28年4月28日掲載記事 参照)。
 写真1は深度350m調査坑道の試験坑道2での試料採取の様子です。採取した試料(写真2)を用いて、コンクリートと岩石の境界部分の変質の状態を評価するための分析などを実施する予定です。
写真1 深度350m調査坑道(試験坑道2)からの試料採取状況

写真1 深度350m調査坑道(試験坑道2)からの試料採取状況

写真2 採取した試料

写真2 採取した試料

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平成29年6月2日(金)更新

写真 上幌延地区におけるコントロールボーリング孔の埋め戻し作業等の実施

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 平成29年5月8日(月)から、(一財)電力中央研究所との共同研究(「幌延地域における地質・地下水環境特性評価に関する研究」)の一環として上幌延地区において使用したコントロールボーリング孔の埋め戻し作業等を実施しています。作業では、地上に設置した観測設備(無人観測システム)を撤去した後、コントロールボーリング孔の中に設置されていた機材(鋼製のパイプやパッカー等)を取り除く作業を実施しました(写真)。その後、コントロールボーリング孔の孔内をセメントで充填し、埋め戻します。これらの作業終了後、地上のコンクリート基礎やアスファルト舗装を撤去し、整地します。全ての作業は、6月末までに終了する予定です。
写真 コントロールボーリング孔内の機材を取り除く作業の様子

写真 コントロールボーリング孔内の機材を取り除く作業の様子

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平成29年6月2日(金)更新

写真 水圧擾乱(じょうらん)試験および物質移行試験のための水理試験

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 東立坑の坑底(深度380m)にて、水圧擾乱試験*1および物質移行試験*2を行うために、2本目のボーリング孔(鉛直孔)の掘削を開始し( 平成28年11月4日掲載記事 参照)、平成29年3月14日に掘削長約120m(深度500m程度)まで掘り進めました。その後、ボーリング孔内での割れ目の位置・方向・幅の観察等を行い、平成29年4月24日から水理試験*3を開始しています。写真は水理試験を行うための装置をボーリング孔内に挿入している様子です。現在実施している水理試験結果と1本目のボーリング孔で実施した水理試験( 平成28年6月24日掲載記事 参照)結果を踏まえ、今後、水圧擾乱試験や物質移行試験を実施していく予定です。

*1 水圧擾乱試験とは…
 通常よりも高い注入圧を用いて、一時的な水圧上昇が割れ目の水理特性に与える影響を確認する試験です。

*2 物質移行試験とは…
 地下環境で物質がどのように移行するのかを調べるために、地下水にトレーサー(目印として混ぜる染料やその他の薬品)を流し、トレーサーが流れる方向や時間などを調べる試験です。なお、幌延深地層研究センターでは、トレーサーには一般的な試薬を用い、放射性トレーサーを利用した試験を行うことはありません。

*3 水理試験とは…
 岩盤中の水の流れ易さなどを調べる試験です。
写真 水理試験装置をボーリング孔内に挿入している様子

写真 水理試験装置をボーリング孔内に挿入している様子

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