残存放射能量評価

残存放射能量評価

残存放射能量評価とは、原子炉の運転により発生した放射性物質が、原子炉施設内に残存している量のことを言います。その評価結果は、放射性廃棄物量の評価、解体時の安全評価、解体作業時の被ばく評価、経済性評価等のための基礎データとなることから、可能な限り精度よく評価しておくことが重要となります。「ふげん」では、残存している放射性物質の濃度、核種、性状及び所在について、「放射化量」と「汚染量」に分けて評価を行っています。
放射化量の評価は、解析による評価を基本として、解析の妥当性を実試料のサンプリング測定によって確認するという手法により評価を行っています。
汚染量の評価は、放射化量と違い計算で正確に評価することが困難であるため、サンプリングによる測定や放射線管理記録による汚染履歴調査等をもとに評価を行っています。

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