使用済燃料搬出に向けた取り組み

使用済燃料の搬出に向けては、これまで準備契約を締結した仏国オラノ社と搬出に関する技術的検討や輸送容器の製造作業を進めてきました。
2022年3月には、オラノ社との間で使用済燃料の輸送や再処理に関する基本的な考えを記した基本枠組契約を締結し、2022年6月には、同社との間で、同枠組契約で確認した事項に基づき具体的な仕様を定めた輸送及び再処理に係る履行契約を締結しました。
輸送については、2027年度に開始し、2031年度までに終了する予定としており、再処理については2027年度以降から開始する予定としております。
なお、再処理により回収されるプルトニウムは、平和的利用のみに供することを前提に日本以外の第三者が使用するためにオラノ社に移転します。

引き続き使用済燃料の搬出に向けて、輸送容器の国内搬入に向けた準備作業や、関連施設、設備の整備などを進めています。