スーパーコンピューター運用開始式
(3月19日)
 
   
平成24年3月19日、国際核融合エネルギー研究センター(青森県六ヶ所村)において進めている幅広いアプローチ(Broader Approach:BA)活動の一部である核融合計算機シミュレーションセンター(CSC)のスーパーコンピューターの本格運用にあたり、奥村展三文部科学副大臣、三村申吾青森県知事、古川健治六ヶ所村長、衆議院議員民主党中野渡詔子議員、同じく熊田篤嗣議員、参議院議員自由民主党山崎力議員、フランス原子力・代替エネルギー庁サクレー研究所パスカル・ギャラン核融合副部長、欧州核融合研究機関理事会スチュワート・ワード議長、駐日欧州連合代表部バーバラ・ローデ科学技術部長をはじめ多くの関係者(約150名)による出席の下、運用開始式を挙行しました。式典の冒頭、理事長から「スーパーコンピューターは日本と欧州の協力の中核を成すもので、今後日欧間の連携強化が期待される」との挨拶がありました。
式典に先んじて六ヶ所村内の小中高生にスーパーコンピューターの愛称を募集した結果、約500作品の応募の中から、千歳中学校3年の沼端未久さんが考案した「六(ろく)ちゃん」が最優秀賞に選ばれました。「最先端のスーパーコンピューターを通じて六ヶ所村のことを多くの人に知ってもらいたい」との想いを込めて名付けたとのことでした。本年1月から運用を開始して、複雑で困難であった計算条件について、スーパーコンピューターの性能を顕示する「Light house project(灯台的プロジェクト)」を実施しています。4月からはスーパーコンピューターのリソースを駆使して本格運用に入る予定です。
 
     
   
   スーパーコンピューターの愛称を考案した沼端未久さん(写真中)  
     
     
     
    奥村副部門長と古川記者