高圧熱流動実験装置 HIDRA

軽水炉の事故時熱流動における炉心熱伝達のメカニズム解明を目指す

実験目的

  • 新規制基準で要求される過酷な熱水力条件における炉心熱伝達のメカニズム解明と機構論的な評価モデルを構築し、スケーリングや形状効果、スペーサの効果等を含む評価モデルの実機適用性を検証する。

装置概要

  • 実機BWRの炉心形状を模擬したバンドル試験部(実長4x4バンドル試験部)を備える。
  • ループ最高圧力12.6MPa、最高温度600K、最大流量170m3/h
  • ATWS時に生じる可能性がある、圧力の周期的変動を模擬するための流出ラインを装備
  • 4×4バンドル試験部
    • 実機と同等の形状、出力(発熱部長さ3.7m、模擬燃料棒直径11.2mm、1本当たり出力185kW)
    • 模擬燃料棒1本あたり12本の熱電対を設置
HIDRA実験装置
HIDRA実験装置