2022年度 日本機械学会 動力エネルギーシステム部門 優秀講演表彰を受賞

耐震・構造健全性評価研究グループの康 作夷研究員は、原子力工学国際会議(ICONE-28、2021年8月4~6日にオンラインで開催)における研究発表について、日本機械学会動力エネルギーシステム部門の「優秀講演表彰」を受賞しました。この賞は、同部門が主催するシンポジウム等において優秀な発表を行った若手研究者や技術者を讃えるものです。

受賞概要

タイトル
Experimental and Analytical Investigation on Local Damage to Reinforced Concrete Panels Subjected to Projectile Impact : Part 1-Penetration Damage Mode due to Normal Impact
概要

2013年に施行された新規制基準では、竜巻飛来物や航空機等の飛翔体衝突に関する規制が新設されました。原子力施設の安全確保のためには、竜巻飛来物や航空機等の飛翔体衝突に対する現実的な影響評価が重要となります。

当グループでは、飛翔体衝突に起因する原子力施設への影響評価手法の高度化に資するため、原子力施設の飛翔体衝突時の構造・機能評価に係る解析手法の整備を進めています。

受賞者は、鉄筋コンクリート(RC)板構造の局部損傷に着目し、飛翔体の柔性や衝突角度に着目したRC板構造の衝突試験を実施して試験データを取得するとともに、試験結果と解析結果の比較を通して、整備した解析手法の妥当性を確認しました。

「優秀講演表彰」を受賞した康 作夷研究員