【参考】臨界実験装置STACYについて
原子力機構では、燃料デブリに関する臨界実験を行うため、臨界実験装置STACYの更新計画を進めています。更新後のSTACYでは、多様な実験設備や新設計の燃料を用いて、燃料デブリで想定される幅広い炉心条件で実験を行うことができます。(STACY更新計画について詳しくはこちら)。
(1)多様な実験設備
実験設備として、燃料デブリの組成を模擬したデブリ模擬体を炉心に挿入するための燃料試料挿入管、可動装荷物駆動装置が計画されています。また、燃料デブリに含まれる鉄、コンクリート等の材料を構造材模擬体として炉心に挿入することができます。
(2)新設計の燃料
デブリ臨界実験のため、新設計の端栓等を備えた棒状燃料を製作する計画です。新しい棒状燃料は、高い精度で実験データを得るために、組成、寸法などの不確かさを可能な限り小さくして製作されます。
※本ページの情報は平成27年9月現在のものであり、今後の設計の進捗や新規制基準への対応のために変更されることがあります。