令和6年3月1日
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
大洗研究所

HTTR(高温工学試験研究炉)の運転開始について

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構大洗研究所(理事長 小口正範)に設置されているHTTR(高温工学試験研究炉 最大熱出力:30MW)について、令和6年3月1日に運転を開始しました。(運転期間は3月末までを予定)

今回の運転では、原子炉の運転を伴う定期事業者検査を実施し、原子炉の運転を安全に行うための性能が維持されていることを確認、また、検査合格後に高温ガス炉の固有の安全性を実証する安全性実証試験(炉心流量喪失試験※)を計画しています。

引き続き、安全確保を最優先に、HTTRの運転を慎重に進めてまいる所存です。

※定格出力100%(30MW)において、ヘリウム循環機を停止することにより強制冷却機能を喪失させ、かつ、制御棒による原子炉の停止ができない状態においても、物理現象のみで原子炉の出力が低下し、安定な状態が維持されることを確証するための試験。OECD/NEA(経済協力機構/原子力機関)の国際共同研究プロジェクトとして、令和6年3月27日実施予定。(なお、炉心の出力状況により変更になる場合があります。)

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