令和5年9月7日
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

英国との連携で日本の高温ガス炉技術の社会実装を加速
―高温ガス炉技術に係る協力覚書と
英国高温ガス炉実証炉プログラムに係る実施覚書を締結―

  • 日本原子力研究開発機構(JAEA)と英国国立原子力研究所(NNL)は、高温ガス炉技術に係る協力覚書と英国高温ガス炉実証炉プログラムの基本設計に係る実施覚書を締結しました。
  • JAEAはNNLと連携して、2050年までのカーボンニュートラルの達成に貢献するため、 高温ガス炉技術の早期の社会実装を目指します。

左から西村経済産業大臣、JAEA小口理事長、NNLハワースCEO、クティーニョDESNZ大臣

英国政府は、温室効果ガス排出ネットゼロ達成に向け、2022年9月から高温ガス炉実証炉プログラムを開始しました。このプログラムは、フェーズ A(事前概念検討、2023年2月終了)、フェーズ B(基本設計、2025年終了予定)、フェーズ C(許認可、建設、2030年代初期運転開始予定)と進められます。英国エネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ)は、本年7月18日付け(現地時間)でNNLとJAEAのチームをフェーズ Bの事業者として採択したことを発表しました。

今般、JAEAとNNLは、高温ガス炉の早期導入に向けた研究開発および関連活動を加速させるため、9月6日(現地時間)に英国ロンドンにおいて、西村康稔経済産業大臣及びクレア・クティーニョDESNZ大臣の立ち会いの下、包括的な高温ガス炉技術に係る協力覚書を締結しました。

同時に、英国高温ガス炉実証炉プログラム(フェーズB)に係る採択を踏まえ、基本設計に係る実施覚書を締結しました。

JAEAはNNLと連携して、2050年までのカーボンニュートラルの達成に貢献するため、高温ガス炉技術に係る早期の社会実装を目指します。

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