平成28年7月29日
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

プルトニウム転換技術開発施設における保管プルトニウム溶液
固化・安定化処理の終了について
(お知らせ)

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(理事長 児玉敏雄)は、核燃料サイクル工学研究所にある東海再処理施設 プルトニウム転換技術開発施設(PCDF*)において、東海再処理施設の安全性の向上の一環として、平成26年4月28日より開始した保管プルトニウム溶液(約3.5m³)の固化・安定化(MOX粉末化)処理を平成28年7月28日18時30分に終了しましたので、お知らせします。

今後、プルトニウム転換技術開発施設においては、再処理工程内の洗浄により回収するプルトニウム溶液をMOX粉末化する予定です。

*PCDF: Plutonium Conversion Development Facility

【プルトニウム溶液の固化・安定化とは】
東海再処理施設で保有していた液体のプルトニウム溶液(約3.5m³)を、プルトニウム転換技術開発施設において固体のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)粉末に転換する処理。MOX粉末は専用容器に封入し貯蔵・管理される。MOX粉末は水素掃気が不要であること、強制空冷が喪失しても自然通風による冷却が可能であることから、溶液で保管するよりも安全性が向上する。

以 上


戻る