平成25年1月30日
独立行政法人日本原子力研究開発機構

職員(放射線業務従事者)の被ばく管理の不備について

1.発生(確認)日時:

平成 25年1月29日(火)17時02分頃

2.発生場所:

日本原子力研究開発機構 東海研究開発センター 原子力科学研究所
燃料サイクル安全工学研究施設(NUCEF)

3.状況:

NUCEFにおいて放射線業務に従事している妊娠の申し出があった女性職員について、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律、労働安全衛生法並びにこれらに基づき定める内部規程に従い、月1回の被ばく測定を行う必要があったが、実施されていなかったことが確認された。

平成24年10月17日に当該職員から妊娠の申し出がなされたが、妊娠に伴い必要となる被ばく測定の変更手続(3月間に1回から1月間に1回へ変更)が行われていなかったため、平成24年10月から12月までの期間、従来の3月間に1回の測定は実施されていたが、月1回の被ばく測定に変更されていなかった。

なお、当該職員の平成24年10月以降の被ばくについて評価した結果、外部被ばくの個人線量計による測定結果は、第3四半期及び平成25年1月ともに検出限界(0.1mSv)未満であった。また、当該期間中、NUCEFにおける作業環境の空気中放射性物質濃度及び床面の表面汚染の測定結果は、いずれも放射性物質が検出されていないことから、内部被ばくはないと評価した。

4.原因:

調査中

5.影響:

放射性物質による周辺環境への影響はない。

以上


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