用語説明

1) 電子線グラフト重合技術
プラスチック基材に電子線を照射した後、試薬と反応させて、接ぎ木のように分子の枝を導入し、プラスチックの特性を改良することができる原子力機構が開発した技術。不織布材料を基材として用いることで、金属イオンを吸着して捕まえる材料を作製することができる。
2) 凝集沈殿法
排水中に含まれるイオンやコロイドなどを分離除去するための操作の一つで、凝集剤を加えて目的の粒子の凝集を促進し、径を大きくして沈降速度を早めて行う処理を言う。
3) 管理目標値
平成24年4月に厚生労働省による水道水中の放射性物質の係る指標の見直しがあり、飲料水の基準値としてセシウム(セシウム134及び137の合計)10Bq/kgを水道水中の新たな目標値とし、水道施設の濁度管理の目標値として位置づけられている。
4) 微量金属除去捕集材
金属イオンに対して強い結合力をもつ化学構造を持つ材料。金属が溶け込んだ水の中にこの捕集材を漬けると、金属イオンが結合し、除去することができる。

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