用語解説

(1) 助触媒
触媒が単独で示す触媒作用を強化したり、触媒の欠点を補う働きをもつ。
(2) その場観察・その場計測技術
化学反応が起こっている状態を再現し、その様子を直接観察すること。空気中や真空中で行う通常の計測と比べて格段に難しい。
*高性能な材料を開発するためには、反応のしくみについて正しく理解することが重要である。反応に使用した試料を空気中や大気中に取り出して測定を行う場合、途中で起こったことを予想する必要があるため、しばしば間違った結論を生じてしまう。一方、その場計測は反応中の真の試料の情報を与えるため、材料の問題点や改善点の把握につながりやすいという意義がある。
(3) 酸素還元反応
酸素分子に2電子あるいは4電子を供給し、水酸化物イオンまたは水へと還元する反応。
(4) 触媒
化学反応の反応速度を早くし、目的とする反応を選択的に進行させる物質。反応の前後で自身は変化しない。
(5) 界面
ある物質の相(気体、液体、固体)が他の物質相と互いに接触している境界。

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