独立行政法人日本原子力研究開発機構

平成23年12月14日
原子力人材育成ネットワーク
独立行政法人日本原子力研究開発機構

IAEA原子力エネルギーマネジメントスクールの日本開催について(お知らせ)

【発表のポイント】

独立行政法人日本原子力研究開発機構(理事長 鈴木篤之)は、国立大学法人東京大学大学院工学系研究科原子力専攻の協力を得て、IAEA主催による「IAEA原子力エネルギーマネジメントスクール」*)を来年(2012年)6月に茨城県東海村において開催することになりました。

今回開催されるIAEA原子力エネルギーマネジメントスクールは、原子力人材育成の重要性が高まる中、原子力人材の国際化と国際的ネットワークの構築が必要であること、また東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、エネルギー政策や原子力政策、施設の安全対策等に係るマネジメントの重要性が世界的に再認識されており、我が国をはじめアジア諸国等の次代を担う若手人材(政策・規制実施部門の担当者、プロジェクト企画・管理担当者、技術者・研究者、大学院学生など、特に将来のリーダーとなることが期待される人材)にこれらの基礎能力を醸成することが必要であるとの認識のもとに開催されるものです。各国の人材育成への貢献とともに、世界の原子力の将来を担う若い人材の国際ネットワークの構築が期待されます。

今後、IAEAを始め関係機関との協議により具体的な計画(カリキュラムの詳細、参加者募集方法等)を決定していくことになっています。

【背景】

「IAEA原子力エネルギーマネージメントスクール」は、世界各国において将来原子力エネルギー計画を策定・管理するリーダーとなる人材の育成を目的として、昨年よりイタリア・トリエステで開催され、本年8月には第2回を開催しました。

これに関連し、アジアの原子力発電新規導入国における若手リーダーの育成を目的とした同スクールの日本開催をIAEAより打診され、我が国としてもIAEAや新規導入国等への国際貢献、国際的な人的ネットワークの構築への貢献等の観点から、同スクールを日本で開催することとなりました。

【実施体制】

主催:
IAEA
協賛:
原子力人材育成ネットワーク
開催地ホスト機関:
日本原子力研究開発機構
協力:
東京大学大学院工学系研究科原子力専攻
*)IAEA原子力エネルギーマネジメントスクール
原子力発電等のマネジメントに関するグロ−バルな視点を若い人に伝承していくためにIAEAが2010年から開始した3週間の研修コースで、環境、エネルギー、核燃サイクル、不拡散、国際法、経済、広報など幅広い課題について学ぶとともに、将来の人的ネットワーク作りを目指している。

以上


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