平成22年6月 25日
独立行政法人日本原子力研究開発機構

「ベトナム放射線・原子力安全規制庁(VARANS)との核不拡散のための保障措置及び核セキュリティの基盤整備分野に関する協力のための覚書」の締結について
(お知らせ)

ベトナム放射線・原子力安全規制庁(以下、「VARANS」という。)と独立行政法人日本原子力研究開発機構(以下、「原子力機構」という。)は、平成22年6月25日付で「核不拡散のための保障措置及び核セキュリティの基盤整備分野に関する協力のための覚書」(以下、「覚書」という。)を締結しましたのでお知らせします。

ベトナムでは、2020年に原子力発電の導入が予定されており、VARANSは、ベトナムにおける原子力安全、核不拡散の規制機関として、関連分野における国際条約の批准、国内法令等の規制枠組みの整備等を進めています。

本覚書は、保障措置、核セキュリティに関し、原子力機構が培ってきた知見を生かし、ベトナムが原子力発電を導入するに際して必要な、これらの分野の基盤整備(法令整備、対応体制の整備)に関する協力を実施するもので、情報交換、専門家会合の開催、施設訪問、人材育成等による協力が想定されています。本覚書は、新たな国が原子力発電を導入する上で、3S(保障措置・核不拡散、原子力安全、核セキュリティ)に関する国際協力を重要視する我が国の政策に資するものであり、本覚書の下での協力により、ベトナムが核不拡散を確保した形で原子力発電を導入することが期待されます。

別添:
「ベトナム放射線・原子力安全規制庁(VARANS)との核不拡散のための保障措置及び核セキュリティの基盤整備分野に関する協力のための覚書」の概要

以上


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