「長岡技術科学大学と日本原子力研究開発機構との連携協力に関する協定」概要

1.協定の目的

長岡技術科学大学及び原子力機構は、相互に連携協力し、長岡技術科学大学大学院工学研究科における教育・研究活動の一層の充実と同研究科の学生の資質の向上を図るとともに、原子力機構の研究活動の推進及びその成果の普及を促進することにより、わが国における学術及び科学技術の発展に寄与することを目的として、本連携協力協定を締結する。

2.連携の具体的な内容

(1)原子力機構の研究者を同大学の客員教員(客員教授等)として派遣、(2)客員教員による学生の指導、(3)人材の交流、(4)原子力機構の施設を用いての学生の研究指導、(5)研究、技術等に関する情報の交換、などの協力を実施する。

3.協定の締結に至る経緯等

長岡技術科学大学は、主として高専卒業生を受け入れ、実践的・創造的能力を備えた指導的技術者を養成する、実践的な技術の研究開発を主眼とした大学院に重点を置いた工学系の大学として、昭和51年10月1日に開学された。現在、4年制の学部(工学部)7課程、大学院工学研究科修士課程7専攻、大学院工学研究科博士後期課程4専攻、および専門職大学院として2年制の修士課程「システム安全専攻」を有している。同大学では文部科学省が公募する原子力人材育成プログラム「原子力コア人材育成プログラム」(平成21年度)に採択され、新たな原子力教育コースの検討を進めてきた。その基本的方針として、同大学がこれまで有する基盤工学およびシステム安全工学と原子力工学を融合し、原子力産業に対する実践的・創造的能力を有する指導的技術者の養成プログラムを展開する予定である。今後の同大学における新たな原子力教育を円滑に実施し、内容の充実を図るため、双方協議の上、今回の連携協力協定の締結に至ったものである。

以上


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