1) | 検出器を半球面上に隙間なく配置することができる球殻状の架台を製作し,結晶から散乱する回折線を効率的に検出できる新しい方式の2次元検出器を開発し,検出効率を向上させた。現時点では検出器は14台であるが,2年後には30台に増強し,ほぼ半球面を覆うことになる。(図2) |
2) | 14台同時に測定された回折データを効率よく変換処理し、結晶構造解析を行えるソフトウエア「STARGaser」を開発した。 |
3) | 独創的な検出器を装備した世界で初めてのパルス中性子専用のタンパク結晶構造解析装置であり,研究開発を行ってきた日本原子力研究開発機構および茨城大学の協力の下,測定装置の主要部分のほとんどを茨城県内の中小企業が製作した。
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