平成19年6月29日
日本原子力研究開発機構
 
開発試験室建家前の残存排水枡及び排水管の汚染について
 
 1.確認日時 平成19年6月29日(金)午後1時29分
 
 2.発生場所 日本原子力研究開発機構 東海研究開発センター 原子力科学研究所
 
 3.施設名 開発試験室建家前の残存排水枡及び排水管【非管理区域】(PDF、128kバイト)
 
 4.状況 モックアップ建家共同溝の汚染発見があり、国及び県からの調査指示もあったところ、開発試験室建家における平成13年10月に調査した汚染も法令報告にあたると認識した職員が、6月28日午後10時頃原子力科学研究所長へ報告した。同所長は本件の調査を指示し、汚染の状況を調査したところ、本日午後1時29分、同建家前の残存排水枡内部及び排水管内部で最大(α)5Bq/cm2(推定値)の汚染を確認した。
 
 5.原因 水均質臨界実験装置(昭和54年3月に解体撤去)で使用していたトリウム及びトリウム系列核種によるものと推定されるが、詳細は調査中。
 
 6.影響 排水枡の汚染は建家近くに限定されているとともに、排水管の下流出口である第二排水溝からの排水中の放射能は、連続監視されており、これまで異常値は検出されたことがないことから、周辺公衆への放射性物質による影響はない。
 
 7.今後の対応 機構本部に「安全確認調査・対策本部」を、また拠点に「調査委員会」を設置し、機構として体系的に調査・対策を進めていく。
 
以 上

もどる