補足資料1
 


 衝撃圧で成長・崩壊する水銀気泡を捕らえた超高速映像により、水銀ジェットの噴出速度を実測し、それを入力条件とした数値解析結果から衝撃力を定量的に評価した。
 圧力波を受けた液体水銀には水銀蒸気から成る微小気泡が急速に成長し、その後瞬時(数十マイクロ秒)に崩壊する。その過程で生じた、マイクロジェットと呼ばれる数十ミクロン径の水銀噴射が損傷の要因となる。




 水銀気泡が成長・崩壊する過程で固体壁面に損傷を与える機構を、水銀とガラスの界面に成長した気泡を超高速度カメラ(島津製作所製HPV-1)と高強度光を用いて観測することにより、可視化することに成功した。
 原子力機構で開発した電磁式衝撃圧負荷装置により衝撃圧を水銀に負荷することで、水銀・固体壁界面に水銀気泡を発生させることが可能である。

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