平成19年4月26日
独立行政法人
日本原子力研究開発機構
 
高速実験炉「常陽」付属建家における放射性物質を含む水の漏えいについて
 
1. 発生日時      平成19年4月26日(木) 16時40分頃

2. 発生場所      高速実験炉「常陽」付属建家(管理区域内)

3. 発生状況
   ○ 平成19年4月26日(木)16時40分頃、高速実験炉「常陽」付属建家の廃ガス処理室(地下2階)において、水の漏えいを確認しました。その後、漏えいした水には、放射性物質が含まれていることが判明しました。
   ○ 水の漏えいは地下中2階の水冷却池機器室及び燃料洗浄機器室(ともに立入禁止区域として管理している)床面に約150リットル認められ、その一部が階下の廃ガス処理室床面に流出したものと推定されます。
   ○ 17時30分頃、漏えいが継続していないことを確認しました。
   ○ 廃ガス処理室床面を放射線計測したところ、ベータ(ガンマ)値3.8Bq/cm2(同値の管理区域表面密度限度は40Bq/cm2)を検出しました。

4. 環境への影響
 排気モニタ及びモニタリングポストの指示値に異常はなく、敷地外への影響はありません。

5. 作業員への影響
 作業員に、漏えいに伴う被ばくはありません。

6. 原因
 調査中。



 ・大洗研究開発センター配置図(PDF、235kバイト)
 ・「常陽」の概要/「常陽」の役割(PDF、223kバイト)
 ・A-211 水冷却池機器室(地下中2階)/A-212 燃料洗浄機器室(地下中2階)/A-108 廃ガス処理室(地下2階)(PDF、128kバイト)

 
以 上

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