平成18年12月22日
 
独立行政法人日本原子力研究開発機構理事長職の退任にあたって
(談話)

 

 
 このたび、本年12月31日付けをもって、日本原子力研究開発機構理事長の職を退任させていただくことといたしました。
 平成17年10月に、新法人として発足した日本原子力研究開発機構の初代の理事長に就任し、原子力に係るわが国唯一の総合的な研究開発機関の長として、その責任の重さを痛感しながら全力で機構の運営に邁進してまいりました。
 お蔭様をもって、新法人は無事に船出ができ、さまざまな課題についても解決の道筋が作れたものと考えております。これはひとえに多くの関係者のご支援・ご協力の賜物と考えております。
 私の役割は旧両法人が抱える懸案事項についての道筋をつけること、そして新法人を着実に船出させることと認識しておりました。新法人発足後、事業体制の確立や経営の基本方針の制定などの業務に精力的に取り組み、国の評価も受けて、一つの区切りに達したものと考えております。
 この組織をさらに発展させていくためには、新しい理事長による新体制で取り組んでいくことが適当であると判断し、中期計画実施の中途ではありますが、退任させていただくことといたしました。
 なお、業務運営に関しましては、発足以来、岡ア副理事長と一体となって行ってまいりましたので、経営の基本路線は引き継がれるものと考えております。
 最後に、今後とも日本原子力研究開発機構に対して、より一層のご支援、ご鞭撻を賜りたくお願い申し上げます。
 
以 上

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