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平成23年9月5日
日本原子力研究開発機構

カザフスタン政府と日本原子力研究開発機構との関連記事について
講談社「フライデー」平成23年9月16日号(9月2日発売)

表記の件について、週刊誌「フライデー」に掲載された「セミパラチンスク核実験場 「数十万の被曝者たち」」の記事表現の中に日本原子力研究開発機構の事業に関し誤解を与えるような記載が見受けられました。本解説では日本原子力研究開発機構とカザフスタン政府との協力について事実関係を示します。

同誌81頁及び83頁に掲載された記事の中に、「日本と共同で原発の建設計画が進む」、「それなのに現在、同地で日本も加わった原発の建設計画が進められている。カザフスタン政府と日本原子力研究開発機構の間で、セミパラチンスク市に隣接するクルチャトフ市に原発を作る話が進行中なのだ。」と記載されていました。

日本原子力研究開発機構とカザフスタンの関係については、カザフスタン政府の研究機関であるカザフスタン国立原子力センター(NNC)が検討している高温ガス実験・実証炉計画に対して、NNCの要請を受け、平成21年2月に締結した研究協力実施取決めに基づき、技術的支援を行っているところであり、原発と言われる商業用原子力発電所を作る計画は当機構は関与していません。

以上


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