日本原子力研究開発機構東京大学大学院工学系研究科原子力専攻

連携重点研究「『地層処分の実力を示す』ネットワーク」

第1回情報交換会のご案内

東京大学 長崎晋也

日本原子力研究開発機構 中山真一

 

「連携重点研究」制度(http://sangaku.jaea.go.jp/cooperation/juten.html)は、日本原子力研究開発機構と大学の研究者が連携し、さらに民間企業等の研究者の参加を募って、原子力分野に係る公募型の共同研究を行う制度です。

 

放射性廃棄物処分の基礎研究を着実に進めるために、参加機関の設備を有効に活用するというハード面の活動と、今後の処分研究を担う人材を育成するというソフト面の活動の場として、平成18年度より昨年度までの3年間、「放射性廃棄物処分研究のためのネットワーク」を進めてまいりました。

 

また、3年間で計6回開催した情報交換会やワークショップでは、人工バリアや天然バリア、核種移行に関する数々の最先端の研究動向や国の動向が紹介されるとともに、関係者の議論による研究の方向付け等に関する認識の共有化による今後のアプローチや課題についての有益な意見交換を行うことができました。また、学生による研究発表の場を通じた人材育成活動も行ってまいりました。

 

平成21年度からは、「放射性廃棄物処分研究のためのネットワーク」を承継し、あらたに「『地層処分の実力を示す』ネットワーク」を設立いたしました。

 

その主な目的は、研究課題として人工バリアや廃棄体の性能、コロイドが放射性核種の挙動に及ぼす影響および放射性核種の地下水中挙動をとりあげ、現状では現象理解の不足ゆえに性能評価を過度に保守的にせざるを得ないと考えられる処分場の「確からしい挙動」を描き、処分場環境や処分場構成材料が本来発揮すべき「実力」、確からしい挙動を科学的根拠をもって示そうというものです。

 

1回情報交換会では、本ネットワークの基本方針やネットワークを構成する各研究課題の計画についてご紹介するとともに、関連する最先端の研究動向の紹介を予定しております。

 

また、地層処分に係る安全規制の仕組みや動向についてのご紹介の機会も設けたいと思います。

 

これまでと同様に、今回の情報交換会も公開として、少しでも多くの方の参加とご意見を伺うこととし、ここにご案内させていただきます。ご関心をお持ちの方々には是非ご参加いただき、個々の研究テーマのみならず、放射性廃棄物処分全体の研究のあり方・進め方等についてもご意見をいただけると幸いです。

 

 

 

「『地層処分の実力を示す』ネットワーク」

第1回情報交換会のご案内

 

 

プログラム予定

前回ネットワークの成果概要および本ネットワークの基本方針

・関連研究の紹介

・安全規制のしくみ・動向についての解説

・長期の性能評価・安全評価のための研究はどうあるべきかに関する意見交換   など

 

(※プログラムの詳細については決定後、参加者にお知らせ致します。)

 

日時:平成211021日(水)10:0017:30(予定)

場所:科学技術館(東京都千代田区北の丸公園2-1http://www.jsf.or.jp/

 

 

来場および参加手続き

来場の際には、公共交通機関をご利用いただきますよう、よろしくお願いします。

会場への収容人数には制約があるため、情報交換会への参加者は、先着60名とさせていただきます。会場の詳細については参加者に追ってご連絡差し上げます。

 

参加をご希望の方は、お名前、ご所属、ご連絡先(メールアドレス&電話番号)を、924日(木)までに、臼井秀雄usui.hideo【あ】jaea.go.jpまで電子メールにてご連絡下さい。(迷惑メール対策のため「@」を【あ】に置き換えています。お手数ですが、上記アドレスの【あ】の部分を@に変更してお送り下さい。)

 

宿泊

事務局での宿泊先等の手配はいたしませんので、宿泊等が必要な方は、各自で必要な手続きをお願いします。

 

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