日本原子力研究開発機構−東京大学大学院工学系研究科原子力専攻

連携重点研究・課題5「放射性廃棄物処分研究のためのネットワーク」

第6回情報交換会のご案内

東京大学 長崎晋也

日本原子力研究開発機構 中山真一

 

「連携重点研究」制度(http://sangaku.jaea.go.jp/cooperation/juten.html)は、日本原子力研究開発機構と大学の研究者が連携し、さらに民間企業等の研究者の参加を募って、原子力分野に係る公募型の共同研究を行う制度です。

 

放射性廃棄物処分の基礎研究を着実に進めるために、参加機関の設備を有効に活用するというハード面の活動と、今後の処分研究を担う人材を育成するというソフト面の活動の場として、課題5「放射性廃棄物処分研究のためのネットワーク」を進めております。平成18年度より開始し本年度で最終年度となります。

 

昨年9月に開催した第5回情報交換会&ワークショップでは、環境中における放射性核種の同定・定量に係る研究の紹介、「ベントナイト」と「ガラス固化体」に係る今後の研究アプローチや課題についての有益な意見交換を行うことができました。

 

また、放射性廃棄物処分を巡る国の動向も踏まえた研究のあり方や本ネットワークの方向性に関するパネル討論を行い、ネットワークの今後の方向を検討する上で、非常に有益な数々のご意見をいただきました。

パネル討論では、本ネットワークは、開発や規制といったいわゆる「原子力村」の議論の場に陥ることなく、多くの研究者の意見や主張に耳を傾けオープンな議論を行い、各研究者の主張を吸い上げ消化できるようになる場であるべきということが再確認されました。

また、安全性の主張においては保守的設定を避けることは出来ないものの、本ネットワークの目指すところとしては、地層処分の真の実力を示すべく、科学を追求していくべきであり、さらに個別研究者と性能評価者との情報および認識の交換が重要であることも指摘されました。

 

今回の第6回情報交換会では、本ネットワークにおける3年間の研究成果の紹介に加えて、本ネットワークをリニューアルし平成21年度から開始予定の「『地層処分の実力を示す』ネットワーク」の基本方針およびネットワークを構成する各分担研究課題の計画等についてご紹介いたします。また、実際に処分を進める立場にある方からの研究への思いやニーズを伝えていただくために、今回は、事業者や規制機関(規制支援機関)といった第一線に立つ方からのお話を聞く機会も設けることとしました。

 

これまでと同様に、今回の情報交換会も公開として、少しでも多くの方の参加とご意見を伺うこととし、ここに案内をさせていただきます。ご関心をお持ちの方々には是非ご参加いただき、個々の研究テーマのみならず、放射性廃棄物処分全体の研究のあり方・進め方等についてもご意見をいただけると幸いです。


 

連携重点研究・課題5「放射性廃棄物処分研究のためのネットワーク」

第6回情報交換会

 

1日目14:0017:00

 

セッション:本ネットワークの主旨および3年間の成果概要

 

セッション2:成果および研究発表等

 

 

2日目9:0012:00

 

セッション次期課題「『地層処分の実力を示す』ネットワーク」

 ・前回WSでの議論も踏まえた次期ネットワークの紹介

・各分担研究課題の計画および達成目標等の紹介

 

セッション:トピック紹介(予定)

・事業者の研究動向等

・規制者のニーズ等

・その他

 

 

日時:平成21317(火)14:0017:00 〜 318(水)9:0012:00

場所:東京 TKP虎ノ門ビジネスセンター会議室8A

http://tkptora.net/conference/conf_8a.shtml

 

来場および参加手続き

来場の際には、公共交通機関をご利用いただきますよう、よろしくお願いします。

会場への収容人数には制約があるため、情報交換会への参加者は、先着60名とさせていただきます。

参加をご希望の方は、お名前、ご所属、ご連絡先(メールアドレス&電話番号)を、33日(火)までに、臼井秀雄usui.hideo【あ】jaea.go.jpまで電子メールにてご連絡下さい。(迷惑メール対策のため「@」を【あ】に置き換えています。お手数ですが、上記アドレスの【あ】の部分を@に変更してお送り下さい。)

 

宿泊

事務局での宿泊先等の手配はいたしませんので、宿泊等が必要な方は、各自で必要な手続きをお願いします。


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